【勝手に応援しています】

昔、占い師に「前世は書記的なことをやっていた」と言われたことがあるくらい、文字を書くことがかなり好きです。日々のささやかなことや備忘録的なことをSNSにアップしたりi-phoneにメモする変わりに、ついペンで走り書きしてしまいます。そんなこともあって、モレスキンのノートと、SLIP-ONという会社から出ている「SIERRA」という木軸ボールペンはもう10年ほどほぼ毎日バッグの中に入っています。モレスキンは言わずと知れた名品なのでまあいいとして、今回はこのSIERRAのボールペンについて語らせてください。

ポイントは0.2㎜という針のような超極細のペン先。最初に紙に着地した際に紙にぐっと入り込む。そしてその後のストロークが実に滑らか。小さい文字も繊細に書ける。六角形なので鉛筆のように持ちやすい。「このペンだといつもよりきれいな文字が書ける」(自分比)なんて勝手に満足したり…。
が、しかし。実はなかなか売っている店がないのです。数年前は神保町の三省堂に売っていたのですが、いつのまにか取り扱いなし。文房具のパラダイス、伊東屋もしかり。文具屋にいくと必ず確認するのですが、やはり見当たらない。実は類似の木軸ボールペンは他社でもあるのですが、若干ペン先が太いんですよね…。
もはやネット注文か、と思っていた時、意外な場所で出合いました。それは金沢21世紀美術館のミュージアムショップ。見つけたときは思わず「おおおおお」と心の中でどよめきが起こるほど興奮。もちろんまとめ買いしました。

今回このペンについて調べてみたら、「SIERRA」とは鉛筆の材料としてよく使われる木材が育つ山々をイメージして、山脈を意味する「SIERRA」から取っているのこと。山好きの私としてはますます運命的なものを勝手に感じて愛もひとしお。(編集A)

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