ジャパンブランド、ALLEGEをご存知でしょうか。「日常着の可能性の追求」をコンセプトに展開されるコレクションは、天然素材を用いたシンプルでクリーンなアイテムが中心。ですが、ただの“日常的に使えるスタンダードな服”に帰結しないのが、このブランドの魅力です。
たとえば定評のあるニットも、一見何てことのないトップスだったりするんですが、実際に袖を通してみると違いがはっきりと分かります。鏡の前に立った時、己の佇まいに何か特別な雰囲気を感じるんです。自分の個性に、服が馴染んでくれているような感じ。おそらくデザイナーの山口さんが、パターンや素材選びにかなりのこだわりを持っていらっしゃるから実現することなのでしょう。この不思議な魅力の虜になる人は、男女問わず年々増えていると聞きます。
ちなみに写真のメランジニットは、今季春夏の新作。肌触り抜群のコットンは、タオルに包まれているような感覚です。異なる編み地がフリンジで切り替えられた表情豊かなデザインは、ラグラン仕立てでポンチョのようなシルエット。決してやり過ぎ感はなく、上品だけどラフさもある、そのさじ加減が絶妙です。
価格は4万円台。アダム エ ロペ、BIOTOP、オープニング セレモニーをはじめ、全国のセレクトショップにて展開中です。（編集H）
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