24歳の夏、仕事でご一緒した大人の方に、「キミは遅咲きタイプだね」と言われた。
とにかく、はやくこの渦から抜け出したかった20代。
そんな先に咲くと言われても、全然嬉しくなかった。
ワタシが欲しいのは、いま見える出口だった。
答えを見出せず、好きなことも分からず、ただただ踠いてたあの頃。
気付いたら36歳で、去年あたりから仕事は1番忙しい。
仲間の中でも唯一の独り身、子供もなし。これでいいのかなーって迷ったり、無性に寂しい時もそりゃあるけど、なんだかんだ充実している。
ほんとうに色々あったけど、経験は無駄ではなかったなーと今でこそ思える。
がむしゃらを越えたからこそ、笑える今なんだと思う。
「遅咲きタイプ」の意味が、やっと分かった気がしてる。
雑誌 @gina_mag にて働く女性についてのロングインタビューを受けました。
ひとつの生き方として、読者の方へ、なにかしら前向くヒントになれば嬉しいなーと思います。

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