15年前、東京から清里に移住を決め、このアトリエ兼住居を完成させたアーティストは、その後すぐにハワイ諸島のひとつ、モロカイ島に移住する事になる。
時が経ち、3.4年に1度は作家自身が風を通していたけれど、誰も訪れることの無いアトリエは息を潜め、清里の木々の中に埋もれていた。
“Key to museum”
とだけ書かれた紙に包まれた鍵がモロカイ島から私に届いたのは、去年の秋。
鍵を携え、友人の運転で初めてここを訪れた時、作家が20代に描いた作品達がそのまま残され、まるでモロカイ島にある彼女の家のようなこの場所そのものが作品だと感じて、衝撃を受けた。

そしてひとつ前のポストに書いたことをきっかけに、アトリエオープンデイを決め、モロカイ島に縁あった人々に助けてもらいながら、仕事の空いた時に少しずつ準備を進めてきた。

直前のお知らせにも関わらず、昨日までの3日間、清里の山崎美弥子さんのアトリエ”museum”には、予想以上に大勢の人々が続々と、いろんな土地から訪れてくれた。

そもそもギャラリーでもお店でも無い、アトリエを一般解放するというだけの企画だったから、満足なおもてなしもできなかったと思う。
1人じゃ何も出来ず、沢山の人にも助けてもらった。
オープン前は胃も痛んだ。笑

それでも来る人々がアトリエに入って来た時と、帰る時の顔が全然違うのを見て、やってよかったなぁと思う。

助けて下さった皆様、ライブをしてくれた素敵な歌姫たち、来て下さった皆様、本当にありがとうございました。

そして1番働いてたのはモロカイ島の一家。ありがとう。
みんなと過ごせたこの日々は、私の宝物です。
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