2024年2月10日、テアトル新宿にて、映画『一月の声に歓びを刻め』公開記念舞台挨拶が行われ、前田敦子、カルーセル麻紀、哀川翔、片岡礼子、原田龍二、松本妃代、三島有紀子監督が登壇。本作の撮影エピソードを明かした。

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映画『一月の声に歓びを刻め』

遥か遠くから聴こえる
知らない誰かの
美しく、凄惨な、罪の歌

《INTRODUCTION》
『繕い裁つ人』『幼な子われらに生まれ』『Red』など多くの作品を手掛け、国内外で高い評価を受ける三島有紀子監督の長編10作目となる最新作『一月の声に歓びを刻め』。
本作は、監督自身が47 年間向き合い続けた「ある事件」をモチーフに自主映画からスタートしたオリジナル企画。「性暴力と心の傷」をテーマに、心の中に生まれる罪の意識を静かに、深く見つめる映画である。
八丈島の雄大な海と大地、大阪・堂島のエネルギッシュな街と人々、北海道・洞爺湖の幻想的な雪の世界を背景に、3つの罪と方⾈をテーマに、人間たちの“生”を圧倒的な映像美で描いていく。
船でやってきた者を前田敦子、船を待つ者を哀川翔、そして船で向かう者をカルーセル麻紀が演じ、さらに、坂東龍汰や片岡礼子、宇野祥平、原田龍二、とよた真帆らが脇を固める。

《STORY》
北海道・洞爺湖。お正月を迎え、一人暮らしのマキの家に家族が集まった。マキが丁寧に作った御節料理を囲んだ一家団欒のひとときに、どこはかとなく喪失の気が漂う。マキはかつて次女のれいこを亡くしていたのだった。一方、長女の美砂子は女性として生きるようになったマキに複雑な感情を抱えている。家族が帰り静まり返ると、マキの忘れ難い過去の記憶が蘇りはじめる……。
東京・八丈島。大昔に罪人が流されたという島に暮らす牛飼いの誠。妊娠した娘の海が、5年ぶりに帰省した。誠はかつて交通事故で妻を亡くしていた。海の結婚さえ知らずにいた誠は、何も話そうとしない海に心中穏やかでない。海のいない部屋に入った誠は、そこで手紙に同封された離婚届を発見してしまう。
大阪・堂島。れいこはほんの数日前まで電話で話していた元恋人の葬儀に駆け付けるため、故郷を訪れた。茫然自失のまま歩いていると、橋から飛び降り自殺しようとする女性と出くわす。そのとき、「トト・モレッティ」というレンタル彼氏をしている男がれいこに声をかけた。過去のトラウマから誰にも触れることができなかったれいこは、そんな自分を変えるため、その男と一晩過ごすことを決意する。やがてそれぞれの声なき声が呼応し交錯していく。
(注)本作は監督自身の体験をモチーフにして作り上げた“劇映画”であり、直接的な性被害の描写はありません。

出演:前田敦子、カルーセル麻紀、哀川翔
坂東龍汰、片岡礼子、宇野祥平
原田龍二、松本妃代、長田詩音、とよた真帆
脚本・監督:三島有紀子
配給:東京テアトル
© bouquet garni films
公式サイト:ichikoe.com

予告編:https://youtu.be/nVFTvFd9Huc

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