聖闘士星矢 The Beginning

監督/トメック・バギンスキー
ゲームのCGアニメの経験を持つ映画監督

出演/
新田真剣佑
ファムケ・ヤンセン
マディソン・アイスマン
ディエゴ・ディノコ
マーク・ダカスコス
ニック・スタール
ショーン・ビーン

少年漫画として大きな 人気を博した 聖闘士星矢がハリウッドで映画化ということは大きな話題になったし 期待する声よりも不安という声の方が大きかった この 映画 実際に見てみると まさに 聖闘士星矢としての ハリウッド 政策の色合いは 強いのはよくわかるものの 原作 テイスト 尊重しつつ リスペクトをしつつ オリジナリティを生み出すための 苦悩があったことは よくわかる映画ではあった

星矢(真剣佑)は生き別れた姉を探し求めているが、今は地下格闘場で戦う毎日。
ある日の戦いの中、自身も意識していない不思議なパワーを使うことで、城戸アルマン(ショーン・ビーン)から声をかけられるが、同時に謎の軍団に襲われる。

なんとか逃げ切った星矢と城戸。城戸は星矢に女神アテナの生まれ変わりのシエナを守るように言いつけられるのだが…

新田真剣佑 演じる 主人公の星矢は 赤い T シャツにジーンズという 原作や アニメ版をリスペクトする雰囲気は かなり感じられるものではあったし 真剣佑が頑張って 肉体改造した 筋肉美 は 最後に しっかりと拝めることができるのはファンにとって嬉しいところだろう

シナリオの流れ自体は 原作とも アニメーション版とも 全く違っているので そのシナリオの 展開が 原作や アニメと違うという1点で 低評価をするのは ある一定数 出てくるとは思うし それらの低評価する人は原作愛が強いからこそと思う

個人的には ハリウッドで制作する際にある程度 シナリオが改変されるのは 当然だとは思っているし どういう風に 雰囲気をまとめてくれるのかを楽しみにしていたが 今回の映画 そのものは 十分 及第点を 維持している展開だと個人的に思っている

何と言ってもショーンビーンの存在はとてつもなく大きい 彼が出てくるだけでスクリーン全体の 雰囲気が引き締まるというのはありえるしそれに引っ張られる形で真剣佑が演技を頑張っていたのは手に取るように感じられる

星矢が アテナの セイントとして 目覚めていく流れは 映画のタイトル「聖闘士星矢 ザ ビギニング」のまんまであるというところは 良くも悪くも 興行収益 次第では さらなる 続編が作れるのを示唆しているのは 明確

日本語吹き替え版と字幕版のどちらかを見るのがいいのかという判断で悩む人も少なくないと思うが やはり 真剣佑 の演技と かっこよさを堪能したいのであれば 字幕版 物語 全体に集中して 気軽に見たいのであれば 吹き替え版 と言いたいところだが 真剣佑 の声優としての演技 そのものについては 字幕版の方がナチュラルさを感じられるのかな と思ったりもした

アクションは 見どころ満載で ワイヤーアクション と CG を うまく組み合わせて見せてくれてはいるが、90年代チックな雰囲気は否めない部分もある。

ただ、聖衣をまとっての戦い そのものは クライマックスまではお預け状態になるので やはり ザ。ビキニングという映画のタイトルの通り 物語の流れを 受け止めておく方がいいと思う
あと、続編を作るための 匂わせはあちこちにあるので その匂わせるだけ 匂わせておいたまま 最後まで突っ走るというところに 不完全燃焼を感じる人も少なくないだろう

そして オリジナル要素として一番面白かったのは 原作で言う辰巳(マーク・ダカスコス)のポジションがとてつもなくかっこいいところ

今回の悪役が準備する ある意味 アニメのスチールセイント 的 な 人工セイントともいうべき、戦闘員が 襲い かかってくる時に 彼が対抗する部分はもしかしたら真剣佑のアクションシーンを上回るだけのかっこよさがあるかもしれない それくらい彼の執事としてのポジションとかっこよさが際 当たっていたところは気に行くと言うべきかもしれない

そして聖闘士星矢が好きな人が一番気になるであろう聖衣の表現方法だが漫画チックでありアニメチックでもあった。漫画版やアニメ版のテイストはほぼ吹っ飛ばして西洋文化の鎧としての聖衣表現という部分で考えると今回の映画は それなりにかっこよくなっていたしボディやアームレッグの部分に関しては聖衣らしさは十分あったと思う

しかし 個人的にはやはり ヘッド部分は原作の聖衣の表現が一番 聖闘士星矢 らしさだと思うので ヘルメット スタイルになったところだけはいただけない部分

だが ここは 個人の好みの差はあるだろうし 何と言っても 聖闘士星矢 アニメ版の聖衣デザイン 特にヘッドの部分に関しては同じく 原作版 テイストがなかったという部分に関して言うと あれはスポンサーのおもちゃ展開による変更も含めた上での流れ だったので今回の完全ヘルメット型ヘッド部分というのは 今後の展開で改変されるのが 1 原作ファンとしての望みであったりはする

設定などにおいて難しい部分もなく そして 分かりにくいところも少ない さすが 漫画 アニメ 原作 映画化ということもあり 細かな部分でのツッコミ や 荒い部分は多々あるので その部分を 突っ込むのではなく 割り切ってみることができれば エンターテイメント 映画 として いや エンターテイメント アクション大作として十分楽しめる 1本に仕上がっている

1 Comment

  1. 期待しないで観たら、結構面白くって3回観ちゃいました笑😂マッケンがすごく良かった❤色々言われてますが、別物として観たらいいとおもう。続編楽しみです❣️動画ありがとうございます😊

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