直木賞&本屋大賞受賞作家・辻村深月の小説を映画化。アニメ業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく奮闘する者たちの姿を描いた、お仕事ムービー 『ハケンアニメ!』(配給:東映)が20日より全国公開。
普段は表に出ることのないアニメ制作の裏側や、そこに生まれるアツいドラマを描く本作、この度新たに、吉岡里帆演じる主人公《斎藤瞳》のキャラクターや見どころシーンを集めた特別映像が解禁となった。
ブラックのスーツを身に纏い、真剣な表情で「王子監督を超える作品を作るためです」と語る瞳からスタートする本映像。大学卒業後に勤めていた県庁を辞め、アニメ業界に飛び込んだ異色の経歴の持ち主である瞳には、かつて、天才アニメ監督・王子千晴(中村倫也)が手掛けた名作アニメ『光のヨスガ』に出会い、“アニメは魔法を超える力を与えることができる”と感銘を受け、人生を大きく変えられた経験が。自身も王子監督のように“誰かの人生を変えられるアニメを作りたい”と気合十分で、業界大手のトウケイ動画に入社し、日夜仕事に全力投球。そしてついに、瞳は念願の監督デビューを果たす。
しかし、瞳が監督を務めるその裏で、同クール・同時間帯に裏被りする枠に、王子監督が久々に手掛ける最新作が放映されることが発覚。瞳は早くも、憧れの王子監督と、アニメの頂点「ハケン(覇権)」の称号をかけ直接対決をすることに。負けん気の強さも作品に対する熱意も人一倍、さらに二十代の新人監督として実力を証明しようと意気込み奮闘する瞳だが、作品をヒットさせるために手段を選ばないクセ者敏腕プロデューサー・行城理(柄本佑)や、アイドル的人気で主役に起用された声優・群野葵(高野麻里佳)をはじめ、アニメ作りに人生を賭ける個性豊かな周囲の人々と度々衝突してしまう。
それでも、かつて自身がひとつのアニメに心を救われたように、今度は自分が誰かの心を救うアニメを作り届けたい、「アニメは世界を変えられる」と信じ、制作スタッフや声優たちと互いに想いをぶつけ合いながら切磋琢磨し、”ハケン(覇権)アニメ”を目指してひたむきに突き進んでいく。
映像では、絵コンテを描いたり会議でスタッフたちに指示をする監督らしい姿から、宣伝のために小綺麗な恰好で笑顔を作らされたり、土砂降りの中タブレットが故障して焦ったり、大好きな差し入れのエクレアにありつけず落胆したり…という、瞳のさまざまなシーンが切り取られている。思うようにいかない日々の中でも、強い想いを持ち続け、アニメ作りに全力を注ぐ瞳の姿が収められている。
映像のバックには、本編で流れる楽曲の一つであるSasja Antheunis(サシャ・アントニス)の「Be who you gotta be.」がドラマチックに鳴り響く。この楽曲は、原作者の辻村深月のアイディアを元に、辻村が大ファンでもあるという音楽家の池頼広が作曲を担当、作詞・歌唱をSasja Antheunisが務めた1曲。タイトル「Be who you gotta be.」は直訳すると「自分自身を貫く自分であれ」という意味で、まさに「好きを、つらぬけ。」という本作のメインテーマを体現したような、爽やかで前向きな気持ちにさせる楽曲となっている。