#中村倫也 #木下晴香 #ルードヴィヒ

 俳優の中村倫也(35)、木下晴香(23)、福士誠治(39)が28日、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスでミュージカル『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』の公開ゲネプロ&直前取材に参加した。

 今作は、2018年末~19年に韓国で初演され、世界の誰もが知る天才音楽家で、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を描く。河原雅彦氏が日本版の脚本・演出を手がけ、中村がベートーベンの青年期ルードヴィヒ役を演じる。ルードヴィヒにとって大切な女性マリーを木下、もう一人のルードヴィヒや青年役で福士が共演する。

 いよいよ初日を迎えるが、中村は「まだ現実感がない」とする。木下も「おけいこも、今までのお仕事した中で、あっという間に感じた。それぐらい、毎日のことに必死で走っていた」と話し、福士も「確かにあっという間のけいこ期間でしたけど、とても密度の濃い時間だった」と同調した。

 木下は中村の座長っぷりについて「本当にものすごく視野が広い先輩」と表現。ただ、“先輩”という表現が正しかったのか木下が訂正しようとすると、中村は「いいよ。何を言っても。違ったら炎上すればいいんだから」と優しくフォロー(?)を入れて、木下の笑顔を引き出した。

 そして木下は「いろんな角度から人のことを見ていらっしゃるんだな、と。普段は何を考えているのか常に観察させていただいたけいこ場でした。先輩で尊敬していてお芝居を見てもスゴいと思うんですけど、スゴいだけで終わらずにこっちが悔しくてあそこまで行きたいと引っ張り上げてくださる。憧れで終わらないという新しい感覚でした」と口にした。絶賛のコメントを一身に受けた中村は「いいんじゃないですか」とにんまりだった。

 きょう29日から11月13日まで同所。その後、11月16日~21日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日・26日に金沢・赤羽ホール、11月29日・30日に仙台・電力ホールで上演される。

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