1979年2月25日発売
ふきのとうがリリースした13枚目のシングル楽曲。
ふきのとうの7thアルバム『人生・春・横断』の先行シングル曲でもある。

作詞:山木康世   作曲:山木康世
編曲:瀬尾一三

冬の終わりを告げる春先り雷を春雷(しゅんらい)、という。

遠くに暮らす「あいつ」が深刻な病に侵されていると知らされ、雷に打たれたような衝撃と驚きに茫然と立ち尽くす。何も出来ない歯がゆさ。春の雷に散る桜の花びらに人の命を重ね、散るな、咲き続けろ、とただひたすら祈る。「春雷」は、山木が「あいつ」と詠う、大切な人に対する思いが籠められた歌。

「春雷」は、メンバーの山本康世の実母が病に倒れ、病気回復を願いを込めてこの曲を制作した。山木によると、当初は男女の別れをテーマにした歌詞だったが、マネージャーが「メロディーは文句なし。でも詞はこれじゃない」と却下された。当時の山木は、実母ががんで死期が迫っていることに頭がいっぱいであり、歌で恩返ししたいという意味合いを込めて、現在の歌詞になった。

当時、フジテレビのプロデューサーに請われて『夜のヒット・スタジオ』に出演し、この楽曲を歌ったのだが、当初、歌の性質上、ふきのとうの二人は出演を否定的だったらしいのだが、お母様の病気の事に触れないと言う条件付きで出演、その後この楽曲はヒットした。

山木のお母様はその後、一時はお一人で旅行されるまでに回復されていたそうなのだが、1980(昭和55)年9月4日、朝7時50分に他界されたそうだ。他界された日は雨で、その日の事を唄われたのが『雨々降れよ しめやかに』と言う楽曲だそうだ。

春を迎え綺麗に咲いた桜の花も時間が経てば散っていくものだし、人間も早いか遅いかの違いがあるものの、何時かは旅立つ日が来ると判っていても悲しいものがある。ましてや、病や事故でその時間が短ければ尚更だと思う。この楽曲はそんな気持ちを雨で早く散ってしまう桜の花に例えたのだろう。

夜桜を見ると、生と死のはざまに揺れる妖しい世界に入り込んだような気分になる。灯りに照らされた白い花びらを振り仰ぐと、「春雷」の歌が、轟く雷の音と共に、どこからともなく聞こえてくるような気がする。

#春雷
#深田恭子

34 Comments

  1. ガラケー持つ深キョン。細眉に「幻夜」という作品の頃でしょうか。ドロンジョ様も可愛くて好きでした。ふっくらした彼女はとても素敵です。ふきのとう、いい歌です。

  2. ふと思い出そうとしても記憶が薄れているのに曲を聴くとその当時の思い出が蘇る。それが名曲なのかなと思う。

  3. 彼女も在日と聞いているが、本当に意味が理解できているんだろうか?

  4. 「春雷」いいですね!!
    カラオケで今でもよく歌います🎵勿論、キーをかなり下げてですが😅
    細坪さんの透明感のある声と美しいメロディ、間違いなく名曲だと思います♪♪

  5. 石原さとみはくるくる表情の変わる悪女、深キョンは本質的な表情が全く変わらない悪女、比較するととても面白い

  6. ふきのとう…と深田恭子?解せんじゃね~闇深い👩的にはあってるかいな…

  7. 春の雷と共に
    散る桜の花びらに
    なりたい
    素晴らしい楽曲に
    心 うたれました

  8. "春雷/ A Sudden Thunder in Spring" – lyrics for English speaking viewers:

    A sudden thunder

    突然の雷が

    In a heart-drunken spring evening

    酔心地 春の宵に

    Until dawn

    このままじゃ夜明けまで

    Soaked in the wild

    野ざらし ずぶ濡れ

    White flowers are scattered in the Spring thunder

    春の雷に 白い花が散り

    Sakurabana blizzard disappears in the wind

    桜花吹雪 風に消えてゆく

    I miss the days that have passed

    過ぎた日を懐かしみ

    With my shoulders crossed and tears

    肩組んで涙ぐんで

    That guy who breaks up now

    別れた あいつは今

    Isn't it cold?

    寒くないだろうか

    There is no way to return to the thunder of Spring

    春の雷に 帰るあてもなく

    Sakurahana Fubuki/snowstorm pretends to follow the home road

    桜花吹雪 家路たどるふり

    The appearance of a flower without noise

    声なき 花の姿

    What do people think

    人は何を思うだろう

    Even more scattered

    まして散りゆく姿

    The fate of this world

    この世の運命を

    Don't fall in the Spring thunder right now

    春の雷に 散るな今すぐに

    Sakurahana Fubuki/snowstorm until life continues

    桜花吹雪 命つづくまで

    Don't fall in the Spring thunder right now

    春の雷に 散るな今すぐに

    Sakurahana Fubuki/snowstorm until life continues

    桜花吹雪 命つづくまで

    Source: Musixmatch

  9. 春雷、最高ですね。 私、耳良く無いですが、間違っていればごめんなさいこの曲は珍しく鍵盤楽器は無くて打楽器ギタ、ー、バイオリンなどリズムと弦楽器とボーカル。弦楽器は、人の声に近く本当に歌詞の内容も容易に心に落とし込めます。名曲ですね。

  10. この時代の唄はメッセージ性が強く、刺激受けまくりでした。
    歌詞とメロディーがいつまでも記憶に残り、若い時代を思い起こす。
    良い歌です。

  11. ふきのとうは同郷と言うこともあって高校時代にギターで弾き語りの練習を良くしていたのを思い出します
    春雷も好きですが「白い冬」も大好きです

  12. とても思いやりの歌 素晴らしい歌で今はこの様な歌は無いです。とても懐かしい歌を(人''▽`)ありがとう☆

  13. 久しぶりに聴きました。懐かしさと当時の思い出が蘇りました、

  14. 繰り返し♻️何度でも
    聴いてしまう
    せつない歌詞の魅力
    綺麗な歌声に魅了してしまうから🎶

  15. こんにちは🤗お疲れ様です。
    😊✨👍
    初めて聴きました~良い曲ですね☺️
    深キョン可愛い~😆💖
    アップありがとうございました🙏😌✨

  16. 母は入院中のベットで
    春になって暖かくなり桜が咲いたら🌸
    🌸桜が咲く頃には家に帰れるから (退院) と言っていた母でした。私は 信じて桜が咲く頃を
    心待ちにしてました
    母は悟っていたのです
    桜が咲く頃には············
    桜吹雪となって家に帰れる事を🌸🌸🌸🌸🌸
    今でも忘れられません
    母の覚悟の言葉でした
    春雷が聴きたくなります桜吹雪🌸が好きです

  17. 深キョン?と思い動画を見たら超懐かしい曲🥺今年35歳なのですが、親父の車の中でいつも流れてました。久々に聞いたら歌えたので、親父の影響凄いです。

  18. めちゃくちゃ懐かしい歌です(*⌒▽⌒*)大好きな歌!!私歌ってました!!あは(^_^)v

  19. 私のようなおばさんにもとっても美しく聞こえる歌ですね。憂いのある歌声が心地よくて、愛を感じます。

  20. I wish I could go back to those days.
    It’s a turbulent time but I think a good time will come. 😜😜

  21. 学生時代、松山千春かふきのとうか人気が二分されていましました~私は、断然ふきのとう派でした🥰春雷も大好きでした!今もふきのとうを聴ける‥‥しあわせな一時をありがとうございます!ふきのとうの曲を聴いていると、恋に恋していたあの頃にタイムスリップします🥹

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