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『わたしは最悪。』
30歳になっても人生の方向性が定まらずにいるユリヤは、年上でグラフィックノベル作家の恋人アクセルの身の固めたさを窮屈に感じ、紛れ込んだパーティで若く魅力的なアイヴィンと出会う。何者かになりたくてもがき、何者かになっている人に見出され恋愛し、苦しくなってまた違う人と恋に落ちて。という普遍的な最悪さに身に覚えがある人は、見る度に表情が異なって映るレナーテ・レインスヴェ演じるユリヤが、とんでもなく愛おしく思えるはずだ。ヨアキム・トリアー監督最新作。(Text: 小川知子)

7月1日(金)より全国順次公開🎬GINZA7月号では新作エンタメを紹介しています。

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