“メイド・イン・ジャパン”の源流を辿る。「エドウイン」のものづくりを追体験する60周年記念復刻モデル

「EDWIN(エドウイン)」は1961年にスタートした日本のジーンズブランド。その名前は“DENIM(デニム)”をアナグラムで入れ替えたもので、新しい発想、自由な発想でジーンズの可能性を切り開いていくスピリットが込められている。その意欲的な精神からもわかるように、60年代のワンオッシュ加工の開発に始まり、70年代に生まれた女性のためのジーンズブランド「サムシング」の立ち上げ、80年代に一斉を風靡したストーンウオッシュ加工の発明、さらに2005年の世界で初めてゴアテックス社の『ウィンドストッパー』を使用した防風ジーンズの発売など、時代を見据えた先鋭性と日本のものづくりが同居したプロダクトは、日本のみならず世界中で支持を集めている。

1963年に発売されたブランドを代表する名作『359BF』の誕生60周年を記念した復刻モデル。本モデルを名作たらしめたのは、世界に先駆けて開発されたワンウォッシュ加工の技術である。これは、当時輸入されていた米国製のジーンズの硬さや、縮み、色落ちの問題を解消するために「エドウイン」が独自に開発したもので、以降、ジーンズ製作に欠かせないプロセスとなった。

こちらのモデルは、濃いインディゴブルーを表現するために「日本綿布」社と開発したオリジナルのセルビッヂデニムを採用。赤耳ならぬレインボーカラーのセルビッヂは、オリジナルそのままで現在でも「エドウイン」のアイコンとなっている。また、織り上げたままの生機(きばた)デニムは、履きこむほどに美しいエイジングを堪能できるのも嬉しい。

シルエットは腰に引っ掛けて履くヒップボーン仕様で、もも部分はジャスト、裾に向かってまっすぐ落ちる太めのストレート。これは、オリジナルを踏襲しつつ、現代の標準体型に合わせて細かなアップデートを行っている。復刻モデルと言えど、今日的なムードを加味することで、時代を超えるタイムレスな魅力を放っているのだ。

パンツ¥22,000(エドウイン)
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