コレクション・リポート:「グッチ」は星座を描いて平和を願う 「こんな時だから、人々を讃えたい」

「グッチ(GUCCI)」は5月16日、2023年のクルーズ(プレ・スプリング)に相当する「コスモゴニエ(日本語で『宇宙進化論』の意味)」コレクションを南イタリアで発表した。招かれたゲストは、世界からおよそ400人。コロナ禍以降、「グッチ」は「見せたい時に、見せたいものを、見せたいように見せる」方向性にシフトしていたが、以降はコレクション・スケジュールに則った発表にシフトしていくようだ。

満月の夜に開かれたコレクションで、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が描こうとしたのは、星座だ。ショー前の記者会見でミケーレは星座について、「まったく違う星たちを、見えない関係性で繋げている」と語り、「ファッションでも、同じようなことができるのでは?」と続ける。念頭にあるのは、ロシアによるウクライナへの侵攻。だからこそ今シーズンは「Glorify(『讃える』『讃美する』の意味)」という言葉を何度も使い、「こんな時代だからこそ、人々を『Glorify』したい」と意気込みを語った。

そして夜、要塞としてではなく、社交の場として13世紀に築かれたという古城を舞台に開いたファッションショーでは、中世と現代、ストリートとハイエンドなどを、「見えない関係性」ではなく、星々のような煌めきで結びつけた。

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