コレクション・リポート:「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON​)」のデジタル発表の映像は、クリエイティブ・ディレクターのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がコレクションの概要を説明する映像でした。今は、出身国であるイギリスの文化や幼少期に思いを馳せて、ノスタルジックな気分のようです。「自分が誰なのか、どんな人間になりたいのか、性に目覚めて自己認識を深めるユースの時代がテーマの一つ。自分の部屋というプライベートな空間で、自己表現の方法としてドレスアップする若者をイメージしてルック撮影をしたんだ」と丁寧に説明してくれます。さらに「ブランドにとって“ユースフル”は常に主要なコンセプト。世界を動かしているのは若者なのだから、いつだって社会において重要な存在だ」とセクシーボイスで続けてくれました。ビーズのカーテンを使ったドレスや枕のドレスは、思春期の頃に誰もが経験した、“やりすぎたドレスアップ”の過ちを表現しています。

今シーズンのメンズはビーチや旅をテーマにするブランドが多い中、「ジェイ ダブリュー アンダーソン」は自宅内でルック撮影を行なっています。その意図が気になり、来年の春夏には人々がどんなライフスタイルを送り、何を着たいと思っているかを聞きました。「パンデミックが終息することはないと思う。もちろん外出やパーティーといった楽しみは戻ってくるだろうが、僕らは以前の生活に戻るのではなく、ウイルスを含むさまざまな問題と共に生き、前進して、新しい日常を送ることになるんじゃないかな。だからこそ僕は“個人のプライバシー”という考えに焦点を当てて、今季のコレクション制作とルック撮影を行った。来年もまだ自宅で過ごす時間が多いというメッセージを発信しているわけではないよ」。

全ルックは @wwd_jp のプロフィールのリンクから

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