映画とファッションの幸せな関係とは?vol.2

“衣装は俳優の枠組みになる。衣装をまとうことによって、登場人物の性格が作り上げられる” そう語ったのは、『レ・ミゼラブル』(2012)と『リリーのすべて』(2015)でアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたスペイン人衣装デザイナーのパコ・デルガド。

映画の衣装は視覚的な面でもストーリーを伝え、夢を与えることができ、今の時代でも、スクリーン上に現れる衣装をみることを楽しみにしている人も多いのでは?

前回に続き、映画史だけでなくファッション史にも残る作品の数々を、70-80年代メインにご紹介します。

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1枚目:
『アニー・ホール』(1977)
主演のダイアン・キートンは衣装担当がいたにもかかわらず、結局彼女がすべて自分で衣装を選んでいたことはよく知られている。メンズアイテムを取り入れたダンディなルックは、今でも多くの人がスタイリングの参考にしている。

2枚目:
『アメリカン・ジゴロ』(1980)
当時まだ自身のブランドを立ち上げて数年のジョルジオ・アルマーニがリチャード・ギアの衣装を担当。アルマーニはこの映画に最もふさわしい衣装を提供し、それ以来アルマーニ自身も、愛する映画との素晴らしい関係を続けている。

3枚目:
『愛と哀しみの果て』(1985)
ミレーナ・カノネロが担当したメリル・ストリープの衣装は忘れられようもない。コロニアル時代の一軒家に置かれたフェミニンなクローゼットの中に、きわめて丁寧にそろえられた美しいサファリスタイルのワードローブ。

4枚目:
『ワーキング・ガール』(1988)
マイク・ニコルズ監督のロマンティックコメディ作品。オフィスのシーンでは、肩パッドの再来とパワースーツの台頭が見ることができる。

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