個人的に最も楽しみにしていたコレクションです。Harris Reedは、「ジェンダー・フルイディティのために戦う」ことをモットーにロンドンから発信するブランド。最近ではM・A・Cとのコラボレーションや、米『VOGUE』誌にてハリー・スタイルズがまとった美しいクリノリンドレスで話題になりました。
今回フィルム形式で発表されたコレクションも、伝統的な紳士服のテーラリングとチュールドレスを融合させ、新しいロマンティシズムを描いています。常に英国の歴史を探求し続けるハリスの今回の着想源は、貴族のデビュタントと、パンクムーブメント。スプレーで色付けられたボリュームドレスに、Vivien Lakeによるピーコックのヘッドドレスと、ROKERのブーツがパンキッシュな味付けを施していました。着る人の体をまるごと祝福するような、不思議な力のある服です。
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