発売中7月号のTシャツ特集(売れ行きがかなり好調!ありがとうございます)に影響されて編集長が勝手に私物Tシャツを晒す「江部T」7枚目。アーカイブ&スタイルのポケTです。
それまで絶滅危惧種くらい見ることがなかったポケTがここ数年でリバイバルしていて、僕のワードローブにも続々と増えています。ポケTのキモである「ポケ」、あってもなくてもいいような何げないディテールかと思いきや、クルマ移動の多い僕はコーソクドウロやコインパーキングのチケット(見失ったときのパニックたるや、、、、悲惨です)など、なくしちゃならないカードの収納や、受け取った釣銭をちょいと入れておくのにとても便利な仕様なのです。そして、デニムやチノといったズボンのポケットに入れると「中折れ」してしまうソフトパックのタバコを入れるのにもぴったりです。今やタバコのパッケージはBOXタイプに支配されてしまいソフトパックは絶滅危惧種。角ばったBOXが胸でボコッとなるのはどうにも色気を感じられませんが、硬い絆で結ばれた喫煙同盟の諸君にもポケTは最適なはず。特に上着を着なくなって収納が極端に減るこれからの時期、ポケTは「賢い奥さんの100均ショップ活用収納術」に負けないくらい使えます。
なかでもこのビオトープ別注のアーカイブ&スタイルのものは、そのポケの位置が絶妙な高さ(低さ?)に設定されていて、とにかく使い勝手がいいのです。ポケットの内側から微妙にハミ出して縫い付けられたミリタリー調のタグの“わかりやすすぎない“主張感は、ただ目立ちたい若造とは一線を画し、目立ちたくないけど目立ちたいというややこしくて天邪鬼な大人の男どもにぴったりでもあります。さらに「丸胴ボディ」「’90年代調のすくい縫いステッチ」「ガサッとしたドライな質感の生地」などTシャツ本来のこだわりも満載なのは、ヴィンテージやアメリカンスタイルに精通した坂田真彦さん(OCEANSでもたびたび登場してもらっているお洒落の達人)がディレクションしているからでしょう。昨年手に入れたもの(白ボディ)がくたびれてきたところ、図ったかのごとく第2弾が発売されたとのことで、さっそく新色の黒を購入しました。
171㎝肩幅狭めの僕でMサイズを着ると、肩がやや落ちて身幅もいい感じで広く、そこにある「懐かしさ」と「今っぽさ」両方が味わえます。今年のものは、着丈がわずかに短くなった感じがします。
着用してドライブをしてわかったこと。ETCカードに対応していない料金所で受け取った釣銭をポケに収納する際、タグを目印に手を動かせばポケット位置を目視せずに確認できる。合流や急なカーブで目線を外さないで済むので、これはとても便利です。
支給品みたいなパッケージも素敵だなぁ。
ということで、娘さん、奥さん、こいつも迫る父の日ギフトにいかがでしょうか? クルマ移動が多いお父さん、ちょいと不良性があってアメカジ好きなお父さんあたりにご支給をお願いします。
いやー、それにしてもTシャツっていいですね。
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