【 “この惑星の住人”から逃げ出したい方へ贈る、おすすめのSF映画】

優れたSF映画とは、はるかかなたの銀河や近未来への現実逃避的なものではなく、いま私たちが存在している世界や時代について何かしらの気づきを与えてくれるものでもあります。OS(オペレーティングシステム)との恋愛や列車内の階層化を描いたディストピアなど…私たち人間が今いる現在や向かおうとしている未来を改めて見つめ直す機会になる、そんなSF映画をご紹介します。

1.ロブスター(2015年)
ヨルゴス・ランティモス監督が手掛けた、ディストピアドラマになります。独身者はホテルに拘束され、45日以内にパートナーを探さなければ事前に希望した動物(主人公の場合はロブスター)に変えられてしまうという運命に…。主人公の独身男性をコリン・ファレルが演じています。奇想天外なストーリーで、特殊な状況における人間の姿を描いた作品です。共演はレイチェル・ワイズ。

2.メン・イン・ブラック(1997年)
古典的な「異星人」対人間という構図のストーリーです。K (トミー・リー・ジョーンズ)とJ (ウィル・スミス)は、地球に侵入する異星人と戦う非政府組織「MIB(メン・イン・ブラック)」のエージェントに扮しています。シリーズで観たいなら、続編『メン・イン・ブラック2』(2002年)もどうぞ。

3.スノーピアサー(2013年)
地球温暖化や環境破壊など、現実の問題に絡んだ内容でフィクションとは思えなくなるかもしれません…。温暖化対策の失敗で地球は雪に覆われてしまい、生き残った人間は止まることのない列車に乗り、移動し続けます。ちなみに列車の車両は、階級によって分離されています…。まさに、現代の潜むこの先の危険性を暗示した、寓話とも言えるでしょう。

4.her/世界でひとつの彼女(2013年)
スパイク・ジョーンズ監督によるこのSF作品は、ホアキン・フェニックスの最高の演技が光る作品です…というだけで片付けられるものではありません。これはもはや、2010年代の傑作映画の1本と言っていいでしょう。ホアキン・フェニックス演じる主人公セオドアが、「Siri」のように音声で対応するAI型OSの「サマンサ」(声はスカーレット・ヨハンソン)と恋に落ちるという近未来の恋愛を描き、現代社会とテクノロジーとの関係を踏み込んでとらえた作品となっています。

5.アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年)
2014年公開のジョナサン・グレイザー監督作品。美女の姿にカタチを変え、男性をおびき寄せて死に至らしめる地球外生命体をスカーレット・ヨハンソンが演じました。実際世間では、やや過小評価気味ではありますが…。 

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