”再現することのできない儀式”をテーマに掲げた今季のグッチ。それは、アレッサンドロ・ミケーレが抱く、ファッションショーに対する想いでした。
会場に入るとそこはバックステージ。モデルたちがヘアメイクし、アレッサンドロ・ミケーレが歩き回りながら細かくチェック。時にゲストと談笑します。席につき、中央の円形セットの幕が下りたと思ったら、再びバックステージが現れ、グレーのセットアップ姿のスタッフがモデルに服を着せつけていきます。(この制服欲しい!)
いつもは隠されている舞台裏をもショーに組み込むことで、創造のおののき、産みの苦しみ、職人の技術と熱量にもスポットライトを当てました。
そこで披露された新作は、ヴィンテージドールの衣装と子ども服の要素、70年代のグランジテイストが折衷された、ドラマティックかつロマンティック、そしてドリーミーな世界です。メンズコレクション同様に、ミケーレが考えているのは「子どもっぽい、というのはネガティブに見られるが、最高の褒め言葉、なぜなら子どもは純粋で自由だから」ということ。既成概念に染まる前の子どものように、好きなものを好きなように着ていいんだ、と背中を押してくれます。
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