パリメンズ取材:クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)は、前職「クロエ(CHLOE)」ではリラックスシルエットで描く自然体の女性像が共感を誘いましたが、「ジバンシィ」に移籍して以降、彼女は“強さ”にもこだわっています。正直、最初はぎこちないようにも見えて、「メゾンの前任、リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)のゴスっぽいカンジは踏襲しなくても」と思っていたのですが、今は少しずつ「やっぱり、ちゃんとした洋服が着たいね」というムードが高まっている時。彼女の決断は、正しかったのでしょう。

今回のメンズも、そんなクレアの強さというか、潔さを垣間見ることができます。ベースはスリムなセットアップ。そこにセカンドスキンのようにピタピタの真っ赤なタートルネックをコーディネートしたり、ジャケットに赤のテープを貼り付けたり、コートのラペルに赤を差し込んだり、幾何学模様のニットを組み込んだりで、視覚効果においてもシャープネスを追求。今シーズン盛り上がっている、オプアートのムードも漂わせます。一方のケーブルニットは、ボリュームシルエット。長らく得意とするリラックスムードに溢れ、こちらはもはや安心感さえ覚えるのです(笑)。

コレクションの全ルックは @wwd_jp のストーリーのハイライトまたはプロフィールのリンクから

PHOTOS : GIOVANNI GIANNONI / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

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