秋田県由利本荘市出身の俳優・生駒里奈さんが五城目町の中学校をサプライズで訪問し、生徒たちを前に秋田への思いなどを語りました。
五城目町の五城目第一中学校の1年生・石塚隼仁さんが、50回の節目を迎えた東北電力の中学生作文コンクールで最優秀賞に輝き、これをたたえて学校に「特別学校賞」が贈られました。
受賞を祝おうとやってきたのは、由利本荘市出身で俳優として活躍する生駒里奈さんです。
全校生徒を前にトークショーが行われ、自身の学生時代を振り返りながら、ふるさと秋田への思いなどを語りました。
生駒里奈さん:
「責任を持つ大人になるまでは、君たちは無責任にいろいろなことに挑戦するべきだと思う。子どもである立場を利用して、やりたいことをとにかくやる。やりたくなくてもとりあえず適当にやってみるのが突破口になるから、それはすごくいいなと思う」
生徒からの「失敗した時にどういう気持ちで立て直すのか知りたい」という質問に対し、生駒さんは「最初はできなかったけれど、できるようになっていくのを自分で経験してきて、やっと今『失敗してもいいや』というマインドになれたから、大切なのは経験かな」と答えました。
生徒たちは目を輝かせながら生駒さんの話に耳を傾けていました。
生駒里奈さん:
「本当にみんなかわいくて、未来を担ってほしいという思いでいっぱい。中学生には失敗できるうちにたくさん失敗してほしい。それがきっと糧になるし、自分を育ててくれる材料になるので、県内の思春期の人たちに伝えたい」
秋田が生んだ俳優とのひとときは、生徒たちにとって忘れられない思い出になったようです。
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