逃げ水という自然現象は、子供の頃からよく知っていたのですが、これが蜃気楼の一種だと知ったのはつい最近の事です。
ある時、TVのドキュメンタリー番組で”最気楼の王国”という特別番組があり、世界中の蜃気楼現象について独自の解釈で面白く紹介していたのです。その中で、あの有名な南米・ペルーの”ナスカの地上絵”は、ひょっとすると古代の人達が砂漠に現われた巨大な逃げ水を目撃し、神から授かった幻の水を、乾いた自分たちのオアシスまで引いてこようと講を掘ったのではないだろうか、と言う仮説が立てられていました。古代の地球は、それこそ環境汚染なんて全くない、美しい空気に包まれていただろうし、だからより鮮明に逃げ水を世界中で見る事が出来たはずです。この仮説を知った時に、文明なんて全く関係のないところで人間と自然界は共存していた。
という風に感じました。この仮説はロマンです。それも壮大な!
僕の中ですぐにイメージが沸き上がり、この”逃げ水”という楽曲が出来たのです。
© 1997 by Isato Nakagawa
多くの方に聴いて頂ければと思います。
また動画を作って下さり感謝しております。
中川朋美 𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴𝓼🎸💕
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