はじめの13小節はスロウ・テンポのアルペジオです。しかし、プレイするときのフィーリングによって自由な感じで弾いて下さい。
7小節めと8小節めに3連符がいくつか登場しますが、テンポをくずさないようにしながらすばやくフィンガリングしましょう。12小節めの5/4拍子は1小節を5拍で数えるということですから、特にむずかしく考えないで気楽にプレイして下さい。そして、14小節めからがこの曲の本題に入るわけです。ここからはテンポもミディアム・ファーストになり、とくにベイス音をガンガン鳴らして、しっかりとしたリズムを打ち出して下さい。私はこの14~17小節めをサム・ピックを6弦に叩きつけるようにして弾いています。また、このべ
イス音がこの曲 (OPUS 1310)の重要なポイントですから、カ強くしっかりとピッキングしましょう。18小節めの1拍めの3連符は、ダブル・プル・オフになっているので、指がひっかかったり、もたついたりしないように注意しましょう。ダブル・プル・オフでクリアーな音を出すのには、やや練習が必要でしょう。25小節めとコーダに出てくるX印のついた音符は、ミュートの記号ですから、1~6弦の12フレット上に左手を軽くあてて、サム・ピックでストロークします。ポコポコという、なんともいいがたい音が出ます。これもレコードを聴いてみるとすぐに感じがつかめると思います。この曲についても、左手のフィンガリングはタブ譜をよく見て、つぎの音に移行しやすい指を使いましょう。
※ミスターギターマン2引用
1977年
中川イサト

多くの方に聴いて頂ければと思います。
また動画を作って下さり感謝しております。

中川朋美 𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴𝓼🎸💕

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