第 55 回ニューヨーク映画祭 クロージングナイト作品
1950 年代、コニーアイランド。遊園地で働く女の前に音信不通だった、夫の娘が現れた。
その日から彼女の何かが狂い始める──
愛と裏切りに翻弄される登場人物たち ケイト・ウィンスレット&ジャスティン・ティンバーレイク
女と男のすれ違いを描き続けるウディ・アレンが、あくなき理想を追い求める女性の、魂の奥深くに容赦なく迫るヒューマンドラマ「女と男の観覧車」(6月23日(土)公開)より、 ケイト・ウィンスレットとジャスティン・ティンバーレイクによる、心ざわめく“壊れはじめている関係で してはいけないこととは…?本編映像シーン”が解禁となった。
この度解禁された本編映像は、ジニー(ケイト・ウィンスレット)が恋に溺れた相手のミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)に、プレゼントを渡すシーン。コニーアイランドの海が見えるボードウォークで 美しく着飾ったジニーとミッキーのやりとりは、一見 幸せな光景のように見える。しかし、本のお返しとして高価な時計をプレゼントするジニーに対して「やりすぎだよ」「大金を使わないでくれ」と困った様子のミッキーに、「苦が重すぎる?」と徐々に興奮してくるジニー。壊れはじめている関係でしてはいけないことをしてしまい、二人の関係が今変わろうとしている瞬間を切り取った。
ジャスティン・ティンバーレイク演じるビーチの監視員ミッキーとの関係に対して、ケイト・ウィンスレッ トは「ミッキーに出会った途端、眠っていた休火山が活動を始めたかのように、ジニーは元気を取り戻すわ。ミッキーの存在はジニーが描く途方もない夢の世界を象徴するもので、しかもジニーが空想の中で作り上げた架空の人物ではなく、実在した人間だったの。二人は求め合い、愛をささやき、 雨のボードウォークの下で密会を続け、ミッキーは美しい愛の言葉をジニーに投げかける。次第に ジニーは、ミッキーが自分を救ってくれるヒーローとなって、人生をもう一度やり直すことができるのではないかと思い始めてしまうのよ。おそらくジニーは、彼に普通では考えられないくらい期待をしてしまったのね。」とインタビューで語っている。
主人公のジニー(ケイト・ウィンスレット)は、元女優で、今はコニーアイランドの遊園地にあるレストランで、ウェイトレスとして働いている。再婚同士で結ばれた、回転木馬の操縦係を務める夫のハンプティ(ジム・ベルーシ)、そして自身の連れ子と観覧車の見える部屋で暮らしている。実は彼女は夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしているミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)と付き合っていた。平凡な毎日に失望していたジニーは、脚本家を目指すミッキーとの未来に夢を見ていた。だが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)が現れたことから、すべてが狂い始める──。
映画『女と男の観覧車』は6月23日(土)全国で公開となる。
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