女子フィギュアスケートロシア代表で、平昌(ピョンチャン)オリンピック金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(17)。

現地メディアの引退報道について、18日にモスクワで行われた会見ではコメントしないとしていたが、このたび、FNNが独占インタビューに成功した。

引退報道後、自身の去就を世界初告白。

ピンクのジャケットに身を包み、さっそうと現れたアリーナ・ザギトワ選手。

引退騒動後、初めてFNNのカメラの前で、胸に秘めた思いを打ち明けた。

ザギトワ選手「(引退はする? しない?)ロシア選手権に出場しないだけです。引退はしません」

このインタビューで、ザギトワ選手はあらためて現役続行を宣言。

ただ、今シーズンはこれ以降、競技生活から離れる意向を示した。

その理由は…。

ザギトワ選手「今シーズンは、競技に出てもやる気が起きないことはありました。一体何のためにそこにいるのか、わからない感じでした。それを克服しなければ…、練習でそれを克服しなければなりません」

平昌オリンピックで金メダルに輝いた女王だが、今シーズンは、そのプレッシャーが女王の肩に重くのしかかっていた。

競技生活を一時離れることについて、ザギトワ選手は「不思議ですが、今はつらくないです。スケートはいつまでもわたしの一部です。現在はアイスショーを満喫しています。わたしは、ファンから離れることはありません」と話した。

取材後も、1時間半ほど練習に打ち込んでいたザギトワ選手。

華麗なるスピンを見せるが、ジャンプでは尻もちも。

合間には携帯電話をチェックする17歳。

真剣勝負の競技の世界から、あえて距離を置くことで、心にゆとりが生まれたという。

ザギトワ選手「今は全然違う感覚です…毎日同じことの繰り返しに比べれば。今は変化に富んだ毎日。楽しいです」

日本から贈られた秋田犬のマサルも、ザギトワ選手を癒やしてくれているよう。

ザギトワ選手「時間は増えていないのですが、家にいればいつも一緒に遊んでいます。わたしが望んでいるほどではありませんが…。リンクに行く時と帰る時、(マサルが一緒に)送り迎えをしてくれています」

マサルのことになると、表情を緩ませたザギトワ選手。

自身のインスタグラムには、「フィギュアスケートは私の人生そのもの」とつづっていた。

果たして、今後のフィギュア人生は…。

ザギトワ選手「これからは本調子の回復に励みます。今後、スケートを続けるために。というか、“自分探しの旅”に出ます。そのあとは…わかるでしょう? (進学はしますか?)はい、もちろん大学に行きます!」

大学に進学する考えを明かしたザギトワ選手。

最後に、日本のファンへのメッセージを送った。

ザギトワ選手「こんにちは、アリーナ・ザギトワです。わたしから離れないでいてくれることに、感謝を表したいです。みなさんの応援をうれしく思っています。どうもありがとうございます」

(2019/12/19)

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