あどけない顔立ちと爆乳を武器に、30歳となった今も第一線で活躍するグラビアアイドルの桐山瑠衣。そんな彼女が初のファンクラブを立ち上げた。そこにはグラドルへの危機感、そしてなかなか明かされない金銭事情に一石を投じたいとの思いがあった。今後のグラビアはどうなっていくのか。赤裸々に語った。
ーーデビュー以来初めてのファンクラブを運営サポートプラットフォーム『Model’s Link』で立ち上げました。ファンクラブが始まったことでSNSのストレスから解放されたそうですね。
実はSNSに水着の写真をアップすることにずっと後ろめたい気持ちがあったんです。他の子たちを否定するわけではないんですが、プロのグラビアアイドルとして自分の水着をただで見せるのってどうなのだろうと考えていて。
私たちグラドルは、撮影会やDVD、写真集と自分の水着姿が商品です。それを「無料で見せる」行為は、実際に商品を購入し応援してくれる人たちからするとどうなのだろうと悩んでいました。
私がファンクラブを開いた『Model’s Link』の良いところは、水着姿の商品価値を維持しつつ、女の子を守れる、いう点です。ファンクラブで見せる写真は会員しか見られませんし、DMも会員しか送れないんです。
会員に手厚くできる一方、冷やかしや心ないコメントも遮断でき、変なDMもこない。とにかく女の子を守ってくれるサービスなんです。
ーー逆に、Twitterやインスタなどの無償のSNSでは変なDMがくるということですね。
本当にめちゃくちゃきます。世界中の国から男性のいやらしい部分、MAX状態の写真が送られてきます。本当に何カ国からきてるんだろうって(苦笑)。日本人よりどっちかというと外国の方が多いです。
DM以外にも、グラドルってSNSで冷やかされたり、セクハラは本当に受けに受けまくっています。
「面積の小さい水着を着て肌を出しているから、グラドルはセクハラOKでしょ」と言われたり、初対面の方に「やっぱりおっぱい大きいですね、挟まれたい」といきなりセクハラ発言をされたり……。
仕事であればある程度の言葉は許容しますが「あなたの職場の女性に同じことを言えますか」「身内が同じことを言われて嬉しいですか」と毎回思います。
SNSでも、画像が送られてくるレベルだとまだマシで、フェイスブックだとメッセンジャーで繋がっているだけで電話ができます。だから夜の間、ずっとメッセンジャーで電話がかかってくる日もあります。その場合は即ブロックしますが、結局無料でできることから勘違いが生まれてしまう。お金が発生しないサービスほど、治安が悪い印象を受けています。
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