ヴィクトリアズ・シークレット, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=390463 / CC BY SA 3.0
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#ヴィクトリアズ・シークレット
ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)は、米国発のファッションブランド。
婦人服、下着、香水、ならびに美容用品などを扱っている。
通称“VS”。
日本国内においては、販売店や利用者であっても、「ビクトリアシークレット」と表記・発音されることが多い。
また「ビクシー」と省略して呼ばれることがある。
アパレルチェーン企業「エル・ブランズ」社の傘下にあり、2013年には北アメリカに総数1045の店舗を展開、年商6403億円で同社の収益の63%を占め、「オールド・ネイビー」や「ギャップ」を凌ぐ基幹部門となっている。
店舗はピンクを基調としたセクシーなデザインで、下着や水着をはじめとする同社の取り扱い商品の多くはセクシー路線を特徴とする。
ファッションショーやカタログ通信販売に力を入れており、これらにトップモデルを登場させるスタイルも話題を呼んでいる。
1977年にロイ・レイモンドによって米国・カリフォルニア州のサンフランシスコに設立された。
レイモンドは1982年にこの会社をリミテッド・ブランズ(現在のエル・ブランズ)に売却し、その傘下に入った。
北アメリカを中心に多くの店舗を有しているものの、主流はカタログ通信販売となっている。
1995年に初のファッションショーを開催、1997年にはミューズ(広告塔)に起用するモデルとの専属契約を開始、「エンジェル」の誕生であった。
2004年には若年女子向けブランドラインの「PINK」が発足、2010年にはこの「PINK」の売上高が10億ドルに到達。
2014年には日本に上陸、1号店を羽田空港国際線出国エリアに出店し、2号店を関西国際空港国際線出国エリア本館に出店している。
2020年、エル・ブランズはヴィクトリアズ・シークレットの株式55%を投資会社のシカモア・パートナーズ(英語版)に売却する方針を明らかにしたが、新型コロナウイルス感染症への対応をめぐり、一時は両社が裁判で争う構えを見せていた。
同年5月4日、エル・ブランズとシカモア・パートナーズ社はヴィクトリアズ・シークレットの売却を撤回する事で合意した。
1995年代から始まったランジェリーのファッションショーが有名で、テレビ放映もされるこのショーをきっかけに出世したモデルは数多く、契約モデルの中でもとりわけ人気の高い人物は「ヴィクトリアズシークレットエンジェル」として同ブランドのスポークスウーマンを兼任、「スーパーモデル」の地位を約束される。
2015年4月にエルザ・ホスク、マーサ・ハントを始めとする10人のエンジェル入りが発表された。
なお、2010年代に入るとショーへの批判も高まり、2018年にはテレビ視聴率も低迷。
2019年にはマーケティング戦略を変更するとしてショーの打ち切りが決定した。
錚々たる「エンジェル」のなかでも抜群の人気を誇ってきたアドリアナ・リマ(左)、ならびに同じく「エンジェル」を担ってきたマリサ・ミラー(中)とセリタ・エバンクス(右)
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