2021年6月19日、三鷹市にて、太宰治「斜陽」執筆75周年記念映画『鳩のごとく 蛇のことく 斜陽』製作発表記者会見が行われ、映画初出演にして主演の宮本茉由、安藤政信、白須慶子、岡元あつ子が登壇し、これから製作する意気込みなどを語った。
本作の原作は、太宰治の小説「斜陽」。東京都三鷹市は太宰治ゆかりの地であると共に、6月19日のこの日は太宰治の“桜桃忌(おうとうき)”。“桜桃忌”とは、三鷹市付近の玉川上水に入水自殺した太宰治の遺体が上がった日であり、また誕生日でもある6月19日を指す言葉で、直木賞作家・今官一が、太宰晩年の短編小説「桜桃」の名にちなんで命名した。
本作のメガホンを取るのは近藤明男監督。近藤監督が40以上前に故・増村保造監督と共に書いた脚本をベースに映画化が決定した。
2021年10月17日より五所川原にてクランクイン、来年6月中旬の公開を目指す。
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映画『鳩のごとく 蛇のことく 斜陽』
【INTODUCTION】
「人間は恋と革命の為に生まれた来たのだ」女主人公のこの結論は、世俗に必死に抗議する<詩人・太宰>の姿でもある。古い道徳とどこまでも争い<太陽のように生きる>道ならぬ恋につき進んでいく25歳のかず子。最後の貴婦人の誇りを持ちながら結核で死んでいく母。体に流れる貴族の血に抗いながら麻薬と酒に逃げ破滅していく弟。そして太宰自身を投影した無頼な生活を続ける売れっ子作家上原。終戦直後の荒れ果てた東京・本郷の屋敷は人手に渡り、再出発を願う一家が移り住んだ西伊豆の別送を舞台に物語が大きく動く。1947年に出版され“斜陽族”と流行語にもなった「斜陽」執筆から75年の時を経て、2022年に全国公開される。
出演:宮本茉由
安藤政信 白須慶子 岡元あつ子
岩下志麻 水野真紀 田中健 三上寛 細川直美 白須慶子 / 柄本明
監督:近藤明男
企画・プロデュース:永井正夫
主題歌:小椋佳
配給:彩プロ
©2021「鳩のごとく 蛇のごとく」製作委員会
2022年全国公開
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