首都圏でも7日の地震で水漏れが発生しました。首都直下型地震が予想されるなか、水道管の対策はどうなっているのか?新たな取り組みも取材しました。
7日深夜、最大震度5強の地震。東京では水漏れが23件発生しました。
皆川玲奈キャスター
「あれはどういったことが起きていたんですか?」
東京都水道局給水部 谷本知之配水課長
「水道管の中にたまった空気を抜くための『空気弁』が故障して、水があふれだした」
水道管そのものの破損は1件もなし。というのも・・・。
東京都水道局給水部 谷本知之配水課長
「都内の水道管そのものの材質は全て地震に強い」
しかし、今後30年で7割の確率で起きるとされる首都直下地震では、都区部でおよそ5割が断水すると想定されています。その被害を少なくするカギの1つが・・・。
東京都水道局給水部 谷本知之配水課長
「管と管をつなぐ『継手』の部分が、地震の時に壊れてしまう」
耐震性の強い継手を導入している都は残る5割、数百万個の交換を急いでいます。しかし、地方では水道管の劣化対策が追いついていないのが実情。こうした中、全国での破損確率を予想した企業があります。使ったのはAI。
皆川玲奈キャスター
「具体的にはどういったものを学ばせるんですか?」
Fracta日本法人代表 樋口宣人氏
「地形、気象データ、平均気温、降水量などを(AIに)学ばせます。人口、建物、土地利用の状況なども」
水道管の劣化に影響するおよそ1000のデータを取り込みました。環境的なリスクが最も高いとされた地点では、1年間でおよそ9割の確率で漏水や破損が起きる予想です。
Fracta日本法人代表 樋口宣人氏
「税収が豊かなところでは水道管のメンテナンスが進んでいるが、地方に行けば行くほど、なかなかメンテナンスに予算が割けない」
現在のペースでは、全国の水道管の更新に130年以上かかるとされています。
Fracta日本法人代表 樋口宣人氏
「リスクが高いところから優先順位をつけて、そこから優先的に対処していく」
ライフラインの更新での知恵と工夫が求められています。(09日15:57)
#首都圏 #ライフライン #災害対策
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