難病の田村真子さん　肺移植で渡米に向け会見「頑張りたい」

国の指定難病「肺動脈性肺高血圧症」と診断された神奈川県立相模原高校２年の田村真子さん（１６）＝相模原市＝が７月３日、入院先の東京都三鷹市の杏林大学医学部付属病院で会見し、渡米して肺移植手術を受けることが決まったことについて「アメリカで頑張ってきたい」と笑顔で語った。
　真子さんは中１の時に同症と判明。現在は絶対安静の状態で過ごしている。最終的な治療である両肺移植が必要で、手術の受け入れ先が米国フロリダ州の大学病院に決まったという。今月中旬にも医療用ジェット機で渡米する予定だ。
　医療費や渡航費など多額の費用が必要なため、両親や支援者らは２月に「まこちゃんを救う会」を結成し、募金活動を開始。１億９千万円を目標額にし、５月末に達成した。