『母ちゃんと一緒』

With My Mother

文:伊藤 亙
絵:伊藤 眞理子
発行:2025年(令和7年)

母ちゃんと一緒に笑った日々、
母ちゃんと一緒に泣いた夜。
母ちゃんの笑い声が、今でも聞こえてくる。
——これは、ぼくと母ちゃんの物語。

もくじ
表紙 母ちゃんと一緒

1章 母ちゃんと田舎に行く……………4話
2章 父ちゃん、がいない毎日………4話
3章 学校が終わったら夕飯の準備と内職の毎日…4話
4章 母ちゃんの勤め先は幼稚園………4話
5章子供達の結婚を喜ぶ……………3話
6章 父ちゃん母ちゃんに親孝行………4話
7章 父ちゃんの夢は絵描き。そして別れ…3話
8章 いつも一緒にいた母ちゃんとの別れ…2話

🖋 著者紹介

著者:伊藤 亙(いとう・わたる)

1954年、千葉県生まれ。
昭和の下町で三兄弟の末っ子として育つ。

現在は、着物の古着店を営みながら、家族や友との思い出をテーマにした創作活動を続けている。

本作『母ちゃんと一緒』は、自らの母との思い出を元に描いた、人生初の絵本作品。
母への感謝の気持ちと、昭和を生き抜いた家族のあたたかさを、
未来へと手渡すために書き上げた。

伊藤 眞理子(いとう まりこ)
本作のイラストを夫と共に手がける。
家族への思いと、母の姿を丁寧に描いたやさしい線と色づかいで、
絵本の世界に温かさを吹き込んでいる。

📝 あとがき

この絵本は、私の“母ちゃん”との思い出を、一冊にまとめたものです。

貧しくても、苦しくても、
母ちゃんはいつも明るく、笑っていました。
私たち兄弟にとって、母ちゃんの声や料理や背中が、何よりの安心でした。

時が経ち、母ちゃんを見送った今でも、
ふとした瞬間に、母ちゃんの笑い声や怒る顔、
そして手のぬくもりを思い出します。

「母ちゃん、ありがとう」
その一言をどうしても伝えたくて、この絵本を書きました。

母ちゃんと過ごした日々は、
今もずっと、心の中で生き続けています。

読んでくださったあなたにも、
大切な誰かとの思い出がやさしく浮かびますように。

―― 伊藤 亙
#絵本 #読書

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