1985年、キャリアの頂点で白血病により突然この世を去った伝説の女優・夏目雅子。27年の生涯とは、一体どのようなものだったのだろうか…。雅子の母・小達スエが綴った手記を原案に、母親だからこそ書くことができたエピソードを盛り込みながら、雅子の生涯を描く。仲間由紀恵、三田佳子がそれぞれ雅子とスエを演じる。共演は緒形直人、金子賢、長谷川初範、武田鉄矢、田中好子、岸部一徳ほか。インタビュー出演で、西遊記で共演していた堺正章、西田敏行らも夏目雅子との思い出を語っている。
【ストーリー】
六本木で雑貨屋を営む小達宗一(岸部一徳)とスエ(三田佳子)の間に生まれ、高校生になった雅子(仲間由紀恵)。ある日雅子は、ソフィア・ローレン主演の映画「ひまわり」と出会い、女優になろうと決心する。女優の仕事に大反対するスエを、兄・一雄(金子賢)の助けも借りて説得し、雅子はデビューを果たす。その後、化粧品会社のキャンペーンガールに大抜擢された雅子。仕事は成功し、女優として歩き始めるのだった。しかし、スエは女優“夏目雅子”を認めようとせず、小達雅子としてしか実家に入れなかった。それでも雅子は頑張って女優業を突き進んでいった。
そんな中、雅子はキャンペーンガールに抜擢された時から世話になっていた伊集院静(緒形直人)に恋をした。
その後、スエが背中を押し、雅子は伊集院と結婚する。
家庭も仕事も順調で幸せの絶頂にいた雅子。だがそんな雅子に突然の病魔が襲いかかる。病名は、急性骨髄性白血病。スエ、伊集院、一雄は、雅子に病名を告げずに治療をすすめる決意をするが…。
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