作詞:西野健次
作曲:見良津健雄
発売日:2007/10/17

✅✅【歌詞】✅✅
🔹【・1番】

両手を延ばせば触れるくらいと
キミがせがんだ 星が見える丘

長めのマフラー重ねた頬
はしゃいでばかりで、見逃した流れ星

となりで 微笑ってくれたコト
あたため合ったコト
その意味も
気づけないままで…

Shinin’ Star 輝ける
この星のように
今でも キミはきっと誰かのために微笑ってる

2人で見つけた この場所に
僕はひとり 立ち尽くして

🔹【・2番】

失う恐さを 抱えきれずに
何度もキミを 責めてばかりいた

あの日の、香りも残らない
マフラー握り締め
後悔はー、滲んでゆくだけ

Shooting Star 流れては
消えゆく星に
今はもう 届くことない 想いなら
せめて祈ってる

キミがキミらしくいられるように
微笑えるように
祈ってる

🔹【・大サビ】

Shinin’ Star 輝ける
この星のように
今でも キミはきっと誰かのために微笑ってる

🔹【・ラストサビ】

Shooting Star 流れては
消えゆく星に
今はもう 届くことない 想いなら
せめて祈ってる

Shinin’ Star 輝ける
星空の下
今はもうキミはきっと誰かのそばで微笑ってる
あの日見逃した 流れ星に
僕は ひとり 祈ってる

✅✅【レビュー】✅✅

🌟良い点(高評価ポイント)🌟

✍1. 情景描写とノスタルジーの表現が秀逸

「両手を延ばせば…触れるくらい」や「長めのマフラー」「香りも残らない」など、季節感や情景が丁寧に描かれ、聴き手の記憶や体験にリンクしやすい。
別れの切なさと後悔、そして再生の祈りを描く構成が美しい。

✍2. 今井の繊細なボーカルが映えるバラード

技術よりも“感情”に重きを置いた歌い方で、後半に進むにつれて心に染みる。
特にサビの「微笑ってる」「祈ってる」のフレーズに込めたニュアンスが胸を打つ。

✍3. “流れ星”のモチーフが歌詞とメロディに自然に溶け込んでいる
「流れ星」や「Shinin’ Star」「Shooting Star」の繰り返しが歌の軸を保ち、ストーリー性を強めている。

祈りという形で思いを託すテーマが、流れ星と合致していてとても詩的。

⚠️悪い点(改善の余地)⚠️

✍1. メロディがやや平坦で印象が弱い

バラードとしては王道のコード進行で、耳に心地よいが、ややフックに欠ける。
もう少しメリハリやサビへの盛り上がりがあると、記憶に残りやすい。

✍2. アレンジにもう一工夫欲しかった

ピアノとストリングス中心のアレンジは王道だが、少し無難に感じる。
ギターやバックコーラスで温かさや広がりを加えると、より立体的な表現ができたかも。

✍3. 歌詞の後半がやや反復的

「Shinin’ Star」「Shooting Star」のリピートが多く、やや冗長に感じる人もいるかもしれない。
ただし「祈る」ことを強調したい構成上、意図的な繰り返しとも取れる。

📝まとめと総評📝

「流れ星」は、別れと再生、過去への後悔と未来への祈りを、星空と重ねた感傷的バラード。

今井の温かくも切ないボーカルが、歌詞の世界観と丁寧に噛み合っており、特に夜にひとりで聴くと心に響く一曲。

バラードとしての完成度の高さを示しており、派手さはないが「じんわりと心に残る名曲」と言える

WACOCA: People, Life, Style.

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