2025年7月6日、テレビ朝日・ABCテレビ系でスタートした新ドラマ「こんばんは、朝山家です。」が放送開始早々、視聴者の間で話題を呼んでいます。その理由は、冒頭シーンに登場した意外な人物、元ABCアナウンサーで現在フリーとして活躍する赤江珠緒さんの出演でした。
本作は、日常の些細な出来事に潜む“夫婦のリアル”をコミカルに、時にシリアスに描いたホームドラマです。物語は、承認欲求が強すぎて周囲を困らせる脚本家・**朝山賢太（小沢征悦）**と、その夫にストレスを溜めつつも支えるしっかり者の妻・**朝山朝子（中村アン）**を中心に展開します。夫婦でありながら、職場では事務所の社長と脚本家という上下関係にある二人の“戦い”が、毎話ユーモラスに描かれます。
第1話では、賢太が念願の「国民的ドラマ（通称・国ドラ）」の脚本を担当することになり、夫婦で雑誌の取材を受ける場面が描かれます。この場面がまさに“夫婦の縮図”とも言える緊張感に満ちており、コミカルながらも非常にリアルです。賢太は嬉しさを隠しきれないものの、それを素直に表現できず、「再現ドラマと変わらない」などと妙に斜に構えた発言を連発。それに対し朝子はイライラを隠せず、ついに取材中にも関わらず「なにすかしてんの？」と冷たく言い放ってしまいます。
この緊迫した取材シーンをさらに面白く、そして印象深くしていたのが、記者役として登場した赤江珠緒さんの存在です。黒縁メガネに落ち着いた服装で登場したため、最初は多くの視聴者が気づかなかったようですが、「あれ？赤江さんじゃない？」という声がSNSで続出。やがて「赤江珠緒」というワードがトレンド入りを果たしました。
赤江さんは自然体の演技で、夫婦のやり取りに戸惑いつつも、冷静に状況を見守る記者役を好演。多くのファンから「演技うまい」「もっと出てほしい」「赤江さん久しぶりに見たけど、変わらず綺麗」と絶賛されました。
彼女の出演はまさにサプライズでありながら、ドラマのテーマとも調和していて、作品の世界観を壊すことなく彩りを添えていました。これまで情報番組やラジオのパーソナリティとして親しまれてきた赤江さんですが、今回のドラマ出演でまた新たな一面を見せてくれました。
本作は「夫婦コメディ」でありながら、現代社会に生きる多くの人々が直面する“仕事と家庭の境界”をテーマにしており、そのリアリティと痛快さが魅力です。中村アンさん演じる朝子のリアルな怒りや苛立ちは、共働きで頑張る多くの女性に強く共感される要素でしょう。一方で、どこか憎めない小沢征悦さん演じる賢太のキャラクターも、見ていて「こういう男、いるよね」と頷かされます。
演出もテンポよく、会話のリズムが心地よく、視聴者を飽きさせません。第一話から飛ばし気味の展開と、赤江珠緒さんというサプライズキャストの登場で、今後のエピソードへの期待値も一気に高まりました。
制作陣の狙い通り、「隠しキャスト」という演出は、作品の話題性とSNS拡散力を見事に引き出しました。視聴者は「次は誰が出るの？」と期待しながら毎週の放送を待つことになるでしょう。
赤江珠緒さんが今後もこのドラマに再登場するのか、それとも今回だけの出演だったのかは未定ですが、視聴者からは「定期的に出てほしい」「主役の二人と絡むシーンをもっと見たい」といった要望が殺到しています。
2025年夏ドラマの中でも、他とは一線を画すリアルさとユーモア、そして豪華キャストとサプライズゲストのバランスで、話題の中心に躍り出た「こんばんは、朝山家です。」。夫婦のかけ合い、サイドキャラクターの活躍、そして時折登場するサプライズ要素と、毎週見逃せない展開が続きそうです。
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