@レトロゲーム #プレステ#吉野公佳 『ランザーポイント』特選ゲーム、教育動画
『ランザーポイント』上質なサウンドノベルを期待したユーザーを裏切る!本作は、1995年公開の吉野公佳主演ホラー映画『エコエコアザラク-WIZARD OF DARKNESS』をゲーム化したものだが、分岐も選択肢もない一本道のストーリーが淡々と進むだけ。オープニングこそ映画の雰囲気を踏襲しているが、以降はスーファミクオリティの映像で一気に冷める。吉野公佳人気にあやかっただけの企画臭がプンプンする内容で、「彼女を出せば売れる」という安易な発想が透けて見える。当時の3M女優ブームに乗じて脚光を浴びた吉野だが、今やその道のりは菅野美穂との対照が際立つ。本作は、せっかくの「学校脱出ホラー」題材をまったく活かせず、演出もスリルもゼロ。吉野公佳ファン以外に薦める要素はほとんどなく、企画段階でホラーゲームの魂を失った残念作である。

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