夢物語 (作詞・作曲:羽場仁志、編曲:安部潤)
オリンパス『μデジタル』CMソング。
発売日:2003年11月12日
✅✅【レビュー】✅✅
📝【概要】
✍ジャンル:王道ジャニーズ系エモーショナル・ダンスナンバー
✍特徴:幻想的で詩的な歌詞と、切なさと情熱を込めたダンス・ポップ。
✍テーマ:「幻想と現実の狭間で咲かせる愛の花」
🌟 良い点🌟
① 🌓 幻想的かつロマンティックな歌詞世界
「月物語」「夢物語」「恋の花」など詩的なワードが全編にちりばめられ、現実からふわっと浮いた夢のような世界観。
タッキーと今井の甘く切ない声にマッチする幻想美。
② 🎤 タッキーと今井の声質のコントラスト
タッキー:高音がきれいで、「透明感」と「繊細さ」が際立つパートを担当。
今井:低音〜中音域に厚みがあり、「色気」と「深さ」が感じられるパートを担う。
デュオのパートでは、声の重なりが絶妙に調和し、まさに“物語”を語るような展開に。
③ 🌌 メロディとアレンジのクオリティ
前半は静かに始まり、サビで一気にエモーショナルに展開。抑揚と余白のバランスが秀逸。
弦楽器+ピアノ中心のアレンジにダンスビートが重なり、幻想と現実の融合感がサウンドでも表現されている。
⚠️ 改善点(悪い点)⚠️
① 🎭 抽象表現が多く、意味が伝わりにくい面も
「仙の花」「蝶の花」「蜃気楼」など比喩が豊富な一方で、情景が曖昧でイメージが分散しやすい。
物語性はあるが、物語の“軸”や“展開”が不明瞭になりがち。
② 🔁 サビの繰り返しがやや多い
「君が愛の花 僕が恋の花」などの繰り返しが後半で多く、メロディの新鮮さが後半やや薄れる。
一方で“夢物語”らしい繰り返しによる浮遊感・没入感とも捉えられるため、これは評価が分かれる部分です。
🎯 総合評価🎯
・歌詞:詩的で美しいが、やや難解。
・メロディ:ロマンティックで耳に残る旋律。
・歌唱:タッキー&今井の声の相性が抜群。
・アレンジ:クラシカル×デジタルの融合が良い
・世界観:夢幻的で唯一無二。ファン必聴。
📝総合ポイント📝
幻想的な詩の世界を2人の歌声で描く、タキツバならではの代表作。
情熱的でありながらも繊細で儚い。「愛の形を夢に託して歌う」一曲。
🌈 どんな時に聴くのが良いか?
🍂 秋〜冬の季節 月・風・夢・孤独といったキーワードが、涼しさや寂しさと合う。
💔 切ない気持ちのとき 恋愛や別れ、未練があるときの共感ソングとして。
✨ ファンタジー・イマジネーションを高めたいとき 物語を空想するように聴ける曲。映像作品とも相性良し。
💬 総括コメント💬
抽象性のある言葉選び、相対するボーカルの重なり、そして耽美なアレンジが合わさり、非日常の世界へ誘ってくれる幻想バラードポップ。
タッキーの鋭くも繊細な高音と、今井の深く響くボイスが、まさに“夢と現実”の二元性を表現しているとも言える。
✅✅【歌詞】✅✅
🔹【1番】🔹
鏡に写した、月の光揺れ、夢の中届いた永遠
この胸の痛み今も忘れない、雲間に放たれた矢の様
君だけを見つめたくて タメライの呼吸でも
癒えていく砕け散る
目の前に差し出そう 果てしない未来の地図
君との距離を 測るんだ
君が愛の花 僕が恋の花、瞬間をとらえて揺れて
月物語 星物語 祈り続けてきた
君が愛のワナ僕が恋のワナ、全て捕らえて眠る
風物語 夢物語 色褪せない幻想
誰も知らない扉叩け、美しく咲かせましょう。恋の花
🔹【2番】🔹
水面に浮かべた、月の軌跡揺れ、ゆるやかにつながる現実
目を閉ざさないで壊れかけの愛、鮮やかに見えてた時代へと
舞い降りた天使さえ、汚れなき輝きの
眠りから覚めてきた
過ぎていく季節でも 拭えない涙の跡
故に今 愛を計るんだ
君が蝶の花 僕が仙の花、数えきれなく揺れて
優しく歌い哀しく歌い語り継がれてきた
君が愛のワナ僕が恋のワナ、甘く危険な雫
心溶かして 闇を溶かして 月明かりの残像
誰も語らない明日歌え、美しく咲かせましょう 恋の花
🔹【大サビ】🔹
君が愛の花 僕が恋の花
瞬間をとらえて揺れて
月物語 星物語 祈り続けてきた
🔹【ラストサビ】🔹
君が愛のワナ、僕が恋のワナ、全て捕らえて眠る
風物語、夢物語、色褪せない幻想、誰も知らない扉叩け
美しく咲かせましょう 恋の花
↓Venus【タッキー&翼】
↓Crazy Rainbow【タッキー&翼】
WACOCA: People, Life, Style.