世界各地に古代の不思議な巨石群が残っていて、その中にイギリスのソールズ・ベリー平原の真っただ中にポツンと立っている”ストーン・ヘンジがあります。紀元前2750年から1500年頃にかけて建造されたそうですが、一体その当時の古代の人達が何の目的で造ったのか、あまりに遠い昔の事なので今となっては解明する事は出来ないのです。
以前このストーン・ヘンジは、天文学観測所として造られたという説が一般的だったのですが、近年になって蜃気楼現象と関係があるのではないかという説が浮上してきました。それによると、古代人はこの石の神殿を利用して人工的に気候現象をおこし、ストーン・ヘンジの水平石を呼ばれる祭壇の石の前面に月を浮かび上がらせた、と言うのです。そして、古代人はこの月の蜃気楼現象を“踊る神アポロン”とみなしていた、とまて言っています。仮説ではあるけれど、以前から言われている巨大天文学観測所説よりは真実味があるように思うので、僕としてはこの蜃気楼説を信じています。
因みに、ソールズ・ベリー平原にはストーン・ヘンジの他にウッド・ヘンジと言う木造の聖殿の遺跡も残っているそうです。
© 1997 by Isato Nakagawa
多くの方に聴いて頂ければと思います。
また動画を作って下さり感謝しております。
中川朋美 𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴𝓼🎸💕
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