物書いて扇ひきさく別れかな
【都道府県】 埼玉県
【市区町村】 熊谷市下川上
【施設名】 星宮公民館
【よみ】 ほしみやこうみんかん
【訪問日】 2024年11月17日(日)
【YouTube公開】 94【句碑No.】 100
【往路案内】 熊谷市池上で国道125号から県道128号弥藤吾行田線に入り、1.1㎞先を大きく右折、そこから約400m 熊谷スポーツ文化公園の南東角からは、東南東方向に約1km
【施設の由来・由緒】 昭和54年に建設された、鉄筋コンクリート造1階建ての施設
【芭蕉句碑の位置】 公民館の敷地に入ったすぐ左にある。
【句 *は既訪問の句】 物書いて扇ひきさく別れかな
【よみ】 ものかいて おうぎひきさく わかれかな
【作年月】 元禄2年(1689年)8月11日
【出典】 おくのほそ道では、「物書て扇引さくなごりかな」となっている。熊谷市公式HPでは「わかれかな」としている。https://www.city.kumagaya.lg.jp/about/soshiki/kyoiku/tiikikouminkan/hosimiya.html
【意味】 秋になると不要になった扇を破り捨てる。夏への名残惜しさを表現している。金沢から同行してきた弟子の北枝との別れを惜しむ気持ちも込められている。
【季語】 捨て扇
【季節】 秋
【建立年】 寛政8年(1796年)6月
【建立者】 武州忍下川上邑可曲建立
【揮毫者】 不明
【碑陰】 于時寛政八丙辰稔六月吉・日 願主武州忍下川上邑可曲/右側 南行田みち 北とねかしみち/左側 西めぬま くまがやみち
【備考】 公民館の50mほど西にある三叉路に道標として置かれていた。それを宅地開発の際に移転した。句の刻みは摩滅で読み取りにくい。
【施設の見どころ】 星宮地域には、熊谷市指定有形民俗文化財の愛染堂愛染明王、星宮公民館敷地内「芭蕉句碑」、古宮神社の池上獅子舞がある。
【所在地 施設名】 〒360-0003 埼玉県熊谷市下川上5 にある 星宮公民館
【公共交通案内】 JR高崎線熊谷駅から国際十王バス犬塚行き下川上バス停下車徒歩14分

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