【日本の歴史映画】山本周五郎生誕100年記念番組初蕾 【最高の日本映画】 Full HD幼くして両親と死に別れ、天涯孤独の身となったお民(宮沢りえ)が料亭「ふじむら」で奉公を始めてはや5年。今や借金もなくなり、売れっ子酌婦として働くお民の心の支えはお客としてふじむらに通ってくる武士・梶井半之助(東山紀之)だった。お互い恋心を抱きながらも、住む世界が違う2人。お民と半之助は夫婦になることなど叶わぬ夢と自らに言い聞かせながら逢瀬を重ねていた。ふじむらの女将・お力(池内淳子)は彼らの様子を案じ、お民に別の縁談を持ち掛けるが、本人にその気はなかった。そんなある日、お民が半之助の子供を身ごもっていることがわかった。ふじむらで働くおしの(藤田朋子)や漁師の妻・おひで(泉ピン子)は半之助に心配をかけたくないと事実を話したがらないお民を説得して、妊娠を告白する決心をさせた。ちょうどその時、男と女の関係を刹那的なものだと軽々しく言う半之助は、同僚の森田(松村雄基)に酷く批判され、森田を斬ってしまう。結局半之助は妊娠のことを聞かぬまま、自分を叩き直すとだけ告げて姿を消した。残されたお民はやがて、男の子を産むが…。

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