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現在106 投稿目 あと894 本! by流浪人

【動画内容】
ここでは「心が晴れる」をテーマに、
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備忘録として心を動かした映画を自由気ままに一方的にお話しするチャンネルです。

『イエスタデイ(Yesterday)』

あらすじ
売れないシンガーソングライターのジャック・マリク。舞台は現代のイギリス。ジャックは幼馴染のエリーに支えられながらも、鳴かず飛ばずの音楽活動を続けています。ある日、世界中で突然「12秒間だけ」停電が発生。その瞬間、自転車事故に遭って意識を失ったジャックが目を覚ますと──なんと、「ビートルズ」が存在しない世界になっていたんです。レノンもマッカートニーもリンゴもジョージも…誰も知らない。YouTubeで「Yesterday」を検索しても、出てくるのは…たまごサンドの動画(笑)。混乱しながらも、ジャックは気づきます。自分だけがビートルズの音楽を知っているなら、彼らの楽曲を「自分の作品」として世に出せば、一躍スターダムにのし上がれるかもしれない…と。果たしてジャックは、ビートルズの名曲たちを武器に音楽業界で成功をつかめるのか?そして、その代償として何を失っていくのか?

ダニー・ボイル監督の『イエスタデイ(Yesterday)』世界中のビートルズファンと映画好きに刺さる1本、「もし、ビートルズが存在しなかった世界になったら?」そんなちょっと不思議で、音楽愛に満ちた設定から始まるこの作品は、単なるコメディや音楽映画ではなく、創作とは?記憶とは?そして「誰の歌なのか?」というテーマを含んだ深い物語でもあります。音楽と愛、名声とアイデンティティ…そして“本物”とは何かを問う、心地よく切ないファンタジー・ロマンスです。「ラブ・アクチュアリー」の脚本家リチャード・カーティスがタッグを組み、「ザ・ビートルズ」の名曲の数々に乗せて描くコメディドラマ。

監督:ダニー・ボイル —— カオスと感動の名匠が描いた“もしも”の優しい世界

イギリス映画界を語るうえで欠かせない存在、それがダニー・ボイル。彼のフィルモグラフィーには、とにかく“攻め”の姿勢が色濃く反映されています。社会の裏側、極限状態、狂気と希望。そういったテーマに果敢に挑んできた彼が、本作『イエスタデイ』ではあえて真逆とも言える“ハートフル”で“ポップ”な世界を描いてみせました。
代表作『トレインスポッティング』(1996)では、薬物中毒に溺れる若者たちの虚無と疾走感を、クラブ・カルチャー的な映像美と共にパッケージング。あれはまさに90年代の反骨精神を象徴する映画でした。
続く『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)では、スラム街出身の少年がテレビのクイズ番組で人生を変えるという一見ファンタジーのような設定を、リアリティと疾走感で見事に成立させ、アカデミー賞では8冠達成。その実力が世界に証明されました。
さらに『127時間』(2010)では、動けなくなった青年が自らの腕を切断して生還するという過酷な実話を、観客に“息苦しさ”と“希望”の両方で体感させるという離れ業をやってのけました。ワンシチュエーションの極限ドラマを、飽きさせず、かつドラマチックに見せられるのはダニー・ボイルならでは。
そんな彼が『イエスタデイ』で選んだのは、“ビートルズが存在しなかったら”という、どこかメルヘンチックで優しい世界線。だけどそこには、やっぱり“ボイルらしさ”が潜んでいます。成功の代償、創作と倫理、愛と名声の天秤。このあたりのテーマは、彼がこれまで扱ってきた「人間の根源」に関わるもの。トーンは優しくても、芯には鋭い問いが込められているんです。
ちなみに最近では舞台演出やTVドラマも活発に手がけていて、なんと2024年には**ドラマ版『ザ・ビートルズ:ザ・ラスト・デイズ』**のプロデュースにも関わっているという噂が。これが事実なら、『イエスタデイ』を単なる“音楽映画”に終わらせたくないという彼の音楽愛の現れとも言えそうです。

🎤 主演:ヒメーシュ・パテル —— “演技派シンガー”の誕生
本作で世界的に注目を浴びたのが、主人公ジャック・マリクを演じたヒメーシュ・パテル。元々はイギリスの人気長寿ドラマ『イーストエンダーズ』で10年近く活躍していた実力派ですが、この映画で一気に世界の表舞台に躍り出ました。
驚くべきは、劇中で披露するビートルズの名曲の数々を、すべて自分自身で演奏・歌唱しているということ。声質は優しく、どこか切なさを含んでいて、ジャックというキャラクターの“等身大感”をより強く観客に届けています。音楽で偉大な存在と向き合いながら、それでも自分の表現を信じようとする姿。まさに、この映画の主題そのものを体現しているような存在です。
その後もキャリアは順調。クリストファー・ノーラン監督のタイムSF超大作『TENET テネット』(2020)では、緊張感あるシーンを支える重要な脇役に抜擢。さらに風刺コメディ『ドント・ルック・アップ』(2021)では、レオナルド・ディカプリオの恋人役を演じるなど、演技の幅広さと存在感をじわじわと見せつけています。
演技力、歌唱力、そしてナチュラルな魅力。この3拍子が揃ったヒメーシュ・パテルは、いま最も“じわ売れ”している俳優のひとりかもしれません。

💖 エリー役:リリー・ジェームズ —— ただの“ヒロイン”じゃない存在感
ジャックの幼なじみであり、マネージャーであり、想い人でもあるエリーを演じたのは、リリー・ジェームズ。彼女の演技があるからこそ、この映画は単なる“音楽ファンタジー”に留まらず、**「誰と生きるか」**というラブストーリーとしても深く心に残る作品になっています。
『シンデレラ』(2015)では、王子様に見初められるクラシックなプリンセス像を演じつつ、その芯の強さと自立心をにじませた点が話題に。さらに『ベイビー・ドライバー』(2017)では、犯罪の世界に巻き込まれながらも恋に真っ直ぐなウェイトレス役で、物語に“癒し”と“逃避”の両方を与える存在に。
そして驚きだったのが、『パム&トミー』(2022)での大胆な変貌。タブロイドの中心人物だったパメラ・アンダーソン役を演じきり、エミー賞にもノミネートされました。この幅の広さはただ事ではありません。
『イエスタデイ』では、彼女の静かな演技がジャックの葛藤と対になり、映画全体に温もりを与えています。彼女の目線、ちょっとしたため息、少し口をとがらせる表情——どれもが「この人を大切にしないとダメだよ」と観客に語りかけてきます。

見どころ
最大の魅力は、やはり音楽の力です。ビートルズの名曲がまるで新しい命を吹き込まれたようにスクリーン上で蘇り、それぞれのシーンと見事にシンクロするように配置されています。「Let It Be」や「Hey Jude」といった誰もが知る名曲はもちろん、ファンなら「おっ」と唸るような「Ob-La-Di, Ob-La-Da」や「The Long and Winding Road」も登場し、音楽好きにはたまらない構成です。特に印象的なのが、主人公ジャックが記憶だけを頼りに、断片的に曲を再現しようと奮闘する場面。鍵盤の前で立ち止まり、思い出そうとする姿からは、ビートルズへの愛とリスペクトがにじみ出ていて、ただのカバー以上の情熱が伝わってきます。

ジャックが得る名声の裏には、他人の創作物を自分のものとして発表してしまうという倫理的ジレンマがあり、それによって揺れる心情が丁寧に描かれています。この「正しさ」と「幸福」の間で揺れる葛藤こそが、映画のもう一つの大きな見どころです。幼なじみでマネージャーのエリーとの関係も、このテーマに深く関わってきます。彼女はずっとそばにいたのに、ジャックは目の前の名声に気を取られてその存在の大切さに気づけなかった。その切なさと温かさが、作品全体に静かな余韻を与えています。

また、作品を語る上で欠かせないのが、エド・シーランの本人役での出演です。ミュージシャンとしての華やかさを持ちながら、意外とコミカルな一面も見せていて、劇中では「Hey Jude」を「Hey Dude」に変えようとする、ちょっとズレた提案まで飛び出します。実はこのアイデア、脚本家リチャード・カーティスの冗談から生まれたという裏話もあります。ちなみに、もともとはコールドプレイのクリス・マーティンがこの役の候補だったそうですが、スケジュールの都合で実現せず、エド・シーランにバトンタッチされたとのこと。

そして、観客の間で大きな話題となったのが、ラスト近くに登場する“ある人物”。明確には語られませんが、演じているのはロバート・カーライルで、あの人物であることはファンの間では“確定”とされています。このシーンは、ある意味この世界の根幹を揺さぶる重要な場面でもあり、観客によっては涙なしには見られないという声も。設定が大胆すぎるという意見もありましたが、称賛する声も多く、観る人の価値観を試されるようなシーンになっています。

また、この映画の細かい演出も見逃せません。世界が変わってしまったタイミングで、背景の看板や広告、音楽配信サービスの履歴などに違和感が仕込まれており、2回目以降に観ると「あれ?」と思えるような伏線の数々に気づけるはずです。さらに、脇役として登場するミュージシャンの名前にもビートルズの楽曲やメンバーへのオマージュが多数含まれていて、知っている人ほどニヤリとできるつくりになっています。

そして、映画にまつわる裏話も実に興味深いものがあります。たとえば、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターは脚本を読んでおり、制作側もカメオ出演を打診していたそうですが、最終的には出演を断ったというのは事実です。

📌参考リスト(概要欄用)
• 映画:『イエスタデイ(Yesterday)』
• 監督:ダニー・ボイル
• 出演:ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、エド・シーラン
• 配信中:Amazon Prime Video、U-NEXT(2025年4月現在)
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