映画「インドラ・ジャトラ 〜ネパールの女神と柱立て〜」
インドラ・ジャトラとは、天空を支配するインドラ神(帝釈天)を祀る大祭である。毎年雨期明け間近の9月に行われる。この祭にはインドラ神信仰の他、山から曳いてきた巨木を立てる儀式、シヴァ神の憤怒の姿を表すバイラブへの信仰、少女の生き神クマリの山車巡行、死者儀礼などの要素が複雑に絡み合い形成されている。ネパールの信仰、歴史、造形さらには王権など様々な背景の集約が見られるインドラ・ジャトラ。本作はそれまで記録されていなかった聖なる柱の切り出しの儀礼を始め、9日間にわたる祭りの全容を記録した。
【監督・構成】北村 皆雄・弘 理子
【撮影】明石 太郎・桜井 勝之・村口 徳行・D.バスネット
【監修・学術協力】石井 溥(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)・寺田 鎮子(ネパール研究家)
【ナレーター】小林 清志
【制作】三浦 庸子・北村 皆雄
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