【デビッド・マシューズ スペシャル トリオ コンサート】
◎映像チャプター
00:16 Autumn Leaves
12:04 All Blues
24:21 So What
35:50 I Remember Clifford
47:44 I love you
52:51 Stella by Starlight〈アンコール〉
◎出演
・デビッド・マシューズ David Matthews(ピアノ)
・増原巖 Iwao Masuhara(ベース)
・類家心平 Shinpei Ruike(トランペット)
◎日時
・2024年12月2日
◎場所
・東京大学工学部11号館 HASEKO KUMA HALL
◎経緯と趣旨
本映像は、東京大学創立150周年関連事業・東京大学芸術創造連携研究機構(ACUT)プロジェクト2024「内在するアート 大学における美とは何か」(ACUT2024、2024年12月~2025年3月)のキックオフ・コンサートの記録です。当日は村井康司司会によるデビッド・マシューズ、木村勝一、佐藤淳、阿部公彦、小林真理、田中庸介のプレトーク「書かれたものと書かれないもの」に引き続き、このコンサートが開催されました。
ACUT2024プロジェクト( https://www.acut2024.com/ )では、
本郷キャンパス・工学部1号館前広場に木村勝一作《木のないところにツリーハウス/再生の樹》インスタレーションを展示しました。
並行して、現代美術家・藤元明のディレクションによる「東京大学アートセンター01_ソノ アイダ」(本郷キャンパス・通信機械室)を開設し、8名の美術家の公開制作を開催しました。そこを交点とした芸術家×研究者の学際的なトークセッションも10回以上行いました。
◎主催,企画,スタッフ
・プロジェクトオーガナイズ:東京大学芸術創造連携研究機構(ACUT)
・キュレーション:田中庸介
・ツリーハウス インスタレーション:木村勝一
・アーティストマネジメント:マシューズ径子(デビッド マシューズ ジャパン)
・コンサート協力:村井康司
・映像撮影:東京大学メタバース工学部、スタジオカルラ
・ツリーハウス写真:尾島敦
・映像編集:木村紗弥
◎出演者プロフィール
【デビッド・マシューズ David Matthews(ピアノ)】
アメリカ・ケンタッキー州生まれ。
60~64年シンシナティ音楽院、イーストマン音楽院を経て、70~75年ジェームス・ブラウン・バンドでのアレンジがニューヨークでの音楽活動の第一歩となった。1975年・Paul Simonの「Still Crazy After All These Years」と、1976年・Starland Vocal Band「Afternoon Delight」でグラミー賞を獲得。1976年・George Bensonのアルバム”Good King Bad”にて作曲した曲のうち、”Theme from Good King Bad”が、グラミー賞の”Best Rhythm & Blues Instrumental Performance”を受賞。その後、フランク・シナトラ、ポール・マッカートニー、ポール・サイモン、ビリー・ジョエル等のアレンジを担当し、アメリカ音楽界での地位を確立した。
日本においては、84年に「マンハッタン・ジャズ・クインテット(MJQ)」、89年に「マンハッタン・ジャズ・オーケストラ(MJO)」を結成。
「アメリカの開拓時代、ジョニー・アップルシードが荒地に林檎の種を蒔いたように、自分も日本の若者へ音楽の種を蒔きたい。」と、日本に在留し音楽活動を続けている。2014年より札幌市芸術文化財団「札幌芸術の森」のビッグバンド「札幌ジャズアンビシャス」の音楽監督をしている。
2017年3月、松田聖子の”SEIKO JAZZ”の全アレンジを手がける。
2018年6月 トリオCD ”Sir,”を発売。ベースはEddie Gomez、ドラムはSteve Gadd。
2019年8月 ニューヨークBirdlandで5日間トリオ演奏。CDは全米発売。
2022年6月 石垣島在住87歳ボーカル斎藤悌子さんとのC D発売。10月沖縄ツアー。・
【増原巖 Iwao Masuhara(ベース)】
1967年3月8日大阪市住吉区生まれ。関西学院大学在学中よりプロ活動をはじめ、1992年から1996年まではNYのマネス・カレッジ・オブ・ミュージックにてジャズとクラッシックを学ぶ。帰国後、関西にて活動。2000年に自己のグループ「WHAT’S UP?」の1st Album「Debut!」をリリース。2001年からは東京にて活動を開始。辛島文雄(p) 大山日出夫(as) 太田寛二(p) 井上 智(g) 池田 篤(as) 椎名 豊(p) Noon(vo) 矢野沙織(as)らのグループに参加し活動する傍ら、自己のグループ、WHAT’S UP?においてはメンバーも一新、アルバム、「Music Is Real」と「Lost&Found」をリリースし全国ツアーも行う。海外のビッグ・アーティストとの共演歴も豊富で、Salena Jones(vo) Phil Woods(as) Jimmy Cobb(ds) Barry Harris(p) Lewis Nash(ds)とはツアーも行い、自分の音楽を磨いてきた。現在は2015年に結成し、2017年にアルバム「Chamber Music」をリリースした、OMD(市原ひかりtp,石田衛p)という自己のグループを中心に、井上智(g)や平賀マリカ(vo)のグループ等で活動中。
ハードバップ時代の音楽を自己のスタイルの中心に据えるが、あらゆるジャンルの音楽の中で、歌心とグルーヴの表現に真骨頂を発揮するベーシストである。また、作編曲家、バンドリーダーとしての評価も高い。
【類家心平 Shinpei Ruike(トランペット)】
1976年4月27日に青森県八戸市で産まれる。10歳の頃にブラスバンドでトランペットに出会う。高校生の時にマイルスデイヴィスの音楽に触れジャズに開眼する。高校卒業後海上自衛隊の音楽隊で6年間トランペットを担当。
自衛隊退官後2004年にSONYJAZZからジャムバンドグループ「urb」のメンバーとしてメジャーデビュー。タイ国際ジャズフェスティバルに出演するなど注目を集める。「urb」の活動休止後に自身のユニット「類家心平 4 piece band」を主催。ファーストアルバム『DISTORTED GRACE』を2009年にリリース。2作目『Sector b』を菊地成孔氏のプロデュースで2011年にリリース。その後メンバーチェンジを経て「RUIKE SHINPEI 5 piece band」となり2013年に『4AM』をリリース。2016年に『UNDA』をリリース。 2014年にピアニスト中嶋錠二とのデュエットによるアルバム「N.40°」をリリース。その他「菊地成孔ダブセプテット」、「DCPRG」、元「ビート・クルセイダース」のケイタイモ率いる「WUJA BIN BIN」や「LUNA SEA」のギタリストSUGIZOが率いるユニットにも参加。板橋文夫や山下洋輔、森山威男などベテランジャズミュージシャンとの共演も多数。またジャズを題材としたアニメ「坂道のアポロン」の劇中のトランペットを担当するなどと活躍の幅を広げている。
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