新体制「timelesz」の可能性——原嘉孝の発言が示す戦略的ブランディング #shorts #starto #startoentertainment #timelesz #菊池風磨 #佐藤勝利 #松島聡 #寺西拓人 #原嘉孝 #橋本将生 #猪俣周杜 #篠塚大輝
オーディション「timelesz project -AUDITION-」を経て、新メンバー5名が発表された「timelesz」。その襲名式での記者会見にて、新メンバーの原嘉孝が「ビジュアルです」と選抜理由を即答し、菊池風磨も同調した。このやり取りが「容姿いじり」としてSNS上で物議を醸したが、後のラジオ番組で、2人は「作戦だった」と説明。これを通じて、原は「アイドルはビジュアルだけではない」というメッセージを発信し、グループの新たな方向性を示唆した。
「1」“ビジュアル重視”発言の狙い
原嘉孝の「ビジュアルです」という発言は単なる自虐ではなく、「アイドルは顔だけではない」という時代の変化を意識した戦略だった。かつては「アイドル=外見重視」という風潮が強かったが、近年はパフォーマンスや個性が重視されるようになっている。原はその変化を理解し、あえて「ビジュアル」と断言することで、この認識を逆手に取った発言をしたのだ。この発言が笑いを生んだこと自体、「ビジュアルだけではない」という共通認識が根付いている証拠であり、timeleszが新たなスタイルを築こうとしていることを示唆している。
「2」“ジャニーズらしくなさ”を武器にする手法
原の発言には、「ジャニーズらしさ」を意識した高度なブランディングが隠されている。風間俊介や生田斗真といった先輩たちも、グループデビューを果たさずとも俳優として成功し、「ジャニーズの異端」としての立ち位置を確立してきた。原もまた、ジャニーズJr.時代から俳優として活躍し、「王道アイドル」とは異なるポジションを築いてきた。自らを「ジャニーズっぽくない」と認識し、それを笑いに変えることで、timeleszに新たな個性をもたらしている。これは、グループの幅を広げる要素にもなりうる。
「3」国民的グループへの進化の兆し
「timelesz」の新体制は、かつてのSexy Zoneとは異なる魅力を持つ可能性を秘めている。SMAPや嵐のように、国民的アイドルグループとなるには「かっこよさ」だけでなく「おもしろさ」が求められる。原のように、自分を客観的に見てブランディングできるメンバーがいることは、グループのバラエティ適性を高め、より多くの層に受け入れられる要因となるだろう。こうした多面的な魅力を持つメンバーの加入は、timeleszが新たな国民的アイドルグループへと進化する可能性を高めている。
原嘉孝の発言は、一見シンプルながら、時代の変化を映し出すものであった。timeleszは「ビジュアルだけではない」アイドル像を確立し、新時代のトップグループへと進んでいくことが期待される。
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