変わったタイトルの楽曲ですが、曲想とは何ら関係ないので、その辺りあまり考え過ぎないでいただきたいと思います。
以前に出版した”アコースティック・ギター②” の曲解説でも少しだけ触れていましたが、このところ漢字の世界に益々のめり込んでいて、最近の楽曲のタイトルはほとんどが漢字を使ったタイトルになっています。横文字のタイトルだとあまりピンとこないと言うか、イメージの広がりがはっきりしないのです。これは、欧米人との感性や文化の違いなのだと言えるでしょう。一字一字が意味を持っている漢字は、活字になった時に生き生きとしています。作者にとって楽曲はもちろん大切ですがタイトルに関しても等閑にしてはいけないのです。
よくライブの時に、ギター・プレイだけに注目しているギター・フリークがいるのですが、彼等は一体何を楽しんでいるのでしょう。作者であり、演奏者でもあるこちらからすれば、楽曲のタイトルや曲想からもっと何倍もイメージを膨らませて楽しめる筈なのに、といつも思ってしまいます。
”猟虎と辣韮”は”ラッコとラッキョ”と読むのですが、最初は語呂合わせから思い付き、後で漢字に置き換えました。
オープン・チューニングを使ったラグタイム風の小作品ですが、演奏上のポイントとしては、リズムが重くならないよう心掛けて下さい。
どちらかと言えば軽めの演奏の方が、雰囲気が出ると思います。
エンディングの短いパッセージは、スマートにこなしましょう。
中川イサト
多くの方に聴いて頂ければと思います。
また動画を作って下さり感謝しております。
中川朋美 𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴𝓼🎸💕
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