明石家さんまと上方落語の爆笑王

2024年6月12日落語家の桂ざばさん が拠されました桂ざばさんといえばさま さんの師匠である小福亭松之助師匠とお 笑いト地袋という関西テレビの大喜番組で 共演されてお付き合いが始まったそうなん ですけど当時ざばさんは18歳お笑いトチ 袋には後に髪型落後の爆笑王と呼ばれる桂 小さん後の桂じさんも出演されていて 松之助じさんざばさんこの3方はとても仲 が良かったそうですさまさんが入門された のは1974年雑魚場さんは松之助師匠の 家にお酒を飲みに来ることもあってよく顔 を合わせていたようですそのざばさんがサ さんのことを話す時やサさんと共演された 時によくおっしゃっていたのがシジさんが 若い頃のさまさんの落語を聞いて褒めて おられたということ僕がその話を初めて 聞いたのは雑魚場さんが1995年にさま のまんまに出演された時でしたザコバさん はこないだしBlack兄ちゃんとおたん や今度さまのまんまに出してもらうねん 言うたらさま言うたらあいつ若い時落語 うまかったないう話になってなどっかの 舞台でやってたん小屋やなく勉強会か なんかでとまそういう風におっしゃってい たんですねスさんはめそもないですと返し てはったんですけどまどうやらスさんが まだ小福艇サマ時代の頃の舞台を試 Blackさんとザバさんはご覧になって いたようなんですねザコバさんは2001 年に放送された今世紀最大日本の笑い6 時間生で全て見せますスペシャルという 特番でもサマの落語僕聞いてんねん小田 ちゃんらと一緒にやってたと思うけど試 Black兄ちゃんも見に行って最近の 若手はうまいなって言うてたんやで古典 落語やでうまいな言うて関心してたこら家 で言うぐらいと語っていたんですねこの話 は松之助師匠の息子さんの明石やのきさん も聞いたことがあるそうでさてはとことん キスまというMBSのラジオ番組にのき さんがゲスト出演された時にこれ雑魚番 兄ちゃんから聞いたんですけど勝し Black兄ちゃんがですね弟入りした頃 のさま兄ちゃんの落語をいっぺん聞いた そうなんですよその時におい蝶丸偉いやつ 来てもうたって言うたそうなんですよこれ は俺ら語れへんってと語っておられました ザコバさんと試着さんは桂米長師匠のお 弟子さんで8歳離れた兄弟弟子なんですね とても仲が良くて交流する機会もたくさん あったまそんなお2人が1995年試 Blackさんが亡くなられる4年前に 落語家として活動していた頃のサンマさん を思い出して試Blackさんが褒めて おられたというのはすごく興味深い話なん ですよね落語家としてのさまさんの評価 って例えばずべさんや慎介さんはさまさん の落語を聞いてはるんですけど取り立てて さまさんの落語を褒めるということは なかったと思いますあとさまさんの落語は 枕は面白いねんけどネタは全くやなという 評価枕というのは落語のイントロ部分で 本題に入る前のフリートークの部分ですね そこは面白いけど本題に入ると笑いが減る とまそういう声は様さんの耳にも届いてい たようですまじゃあ試Blackさんが 適当なことをおっしゃったのか僕はそう 思えないんですよね実際にどう褒められた のか電文なので試Blackさんの言葉の ニュアンスまでは分からないんですけど試 Blackさんの電気の中で試Black さんのお弟子さんのか南子さんが語ってい たんですけど師匠はおもろいと素直に わろうてはるんです反対におもろなかっ たらうろうろうろうろとして部屋を出て表 まで出て行きはったこともありましたねと まシジさんはザコバさんの隣でデビューし たばかりのさまさんの落語をじっと見て はったと思うんですねそこでザコバさんに 最近の若手はうまいなと語りかけたとま それから20年近く経ってからもさまさん の落語を覚えていてあいつ若い時落語 うまかったなとザバさんに言っている試 Blackさんは本心からサバさんの落語 うまいと思っていたんだと僕は思いますま ただ具体的ではないのでさまさんのどの 部分をうまいと褒めたのかまそれは試 Blackさんに聞いてみないと分から ないですよね古典落語というのは話の内容 が大体決まっていてその話をいかに面白く 伝えるかそこが勝負だと思うのでまそれが 枕だったのか本題の部分だったのか分かり ませんがサマさんの表現力のうまさを 感じ取ってはったのかなと思うんですよね さまさんと弱さんは性格は正反対かなと いう印象なんですけど意外と共通点も多い んですよね稽古熱心であるとか表現力の 豊かさ体全体を使って笑わせるところとか ハプニングを笑いに変える力があるところ とか観客を爆笑させる力があるシジさんは 自分の落語や自分の番組をよくビデオで見 て笑っていたそうなので自分自身を冷静に 客観的に見ることができるそういうところ も似てると思いますまなかなかいないそう なんですね芸人で自分の番組を見て笑える 人って自分の強みだけではなく弱みも 見えると思うので自分の笑いが真底好きで ないと自分の番組を繰り返しみてなおかつ 笑えるってまなかなかできないことだと 思いますイラチなところなんかもお2人の 共通点だと思いますしBlackさんは話 かはイラチで小上がりで寝でなければなら ないという自論を持ってはりましたイラチ というのは関西弁で短期という意味があり ますけども試Blackさんの言うイラチ とは他の人よりも先にだれるので人より先 に面白いことができるという意味だそうで さまさんはトーク番組なんかでは特に相手 の話が長いとすぐに誰れてま次の展開を 考えてはりますもんね様さんも試 Blackさんに負けないぐらいイラチだ と思うのでこの点も似てると思います こないだの工場委員会でもおばあちゃんの ネタの途中で誰れてまイラチ全開でした もんねなのでさまさんの感情の豊かさで あるとか話のまセンスの部分ですね試 Blackさんはそういう点を敏感に 感じ取って褒めてはったのかなと思いまし た2022年12月20日に発売された 雑誌SWITCHのインタビューでさま さんは試Blackさんとの思い出を語っ てはりますさまさんが弟子時代松之助師匠 は小学生の息子さん当時は小福亭梅の助と 名乗っていた明やのきさんをじさんに頼ん で語の稽古をつけてもらった時期があった んですねでその時にのきさんは小学生だっ たのでさまさんが付き添いでじさんの自宅 へ通ってついでにお前も稽古をつけて もらいということでしBlackさんから 落語を教わったことがあるんですよねその 時のことがスイッチのインタビューで語ら れていてささんはせっかく試Black 師匠に教えてもらう絶好の機会なのに自分 がそばにいたらのきさんが甘えてしまう だろうし試しもやりにくいだろうとまそう いう思いもあってノキさんの稽古中は気を 使って外出していたんですねまそれで稽古 が終わる少し前に帰ってきてま試 Blackさんの落語を少しだけ聞かせて もらっていたそうですその時の演目がささ の記憶によると平林という遠目だったそう です松之助師匠のブログによると試 Blackは家の中で舞台よりも大きな声 でつると平林を教えてやってくれたとある のでまおそらくさまさんはつるもじさん から聞き教わったんでしょうねさまさんと 試Blackさんにはそういった交流が ありましたでその数年後1979年6月 15日に開催された第65回髪型落語を 聞く会という落語会でささんと試 Blackさんは共演されています明 さんま桂べ小福亭鶴高桂長丸小福亭鶴桂三 弱当時テレビやラジオで活躍する人気落語 家が勢揃いするという今考えると ものすごい会だったんですけどもサマさん はこの落後会を最後に古典落後から距離を 置くことになります久しぶりとなった落後 の部隊で初部隊の時に演じた晩春巡りを 披露することになったサマさん枕では当時 絶賛を浴びていた野球選手の携帯模写を 披露し大爆笑を取っていましたが晩巡りを 話始めるとお客さんは急に静まり帰ります 試Blackさんの鞄持ちとしてその現場 にいた桂文華さんによると枕で携帯馬車と かいろんなことをやって受けに受けてはっ たんですで落語になってからピタっと笑い が収まったまそれ気の毒なぐらい受けなん だんでございます録音残ってると思います けどねまそれでまあ入りたてで生息では ございましたけど辛いやろうなと思い ながら見てた覚えがございますという状況 だったんですねさまさんが楽屋へ帰るとか 文がさんそして同じくしBlackさんの お弟子さんの勝じじさんがいてはって2人 の前でさまさんは俺今日で落語やめるわと 呟いたんですねもう今日でやめる合わん俺 は東京行ってタレントになるわ落語は君ら で頑張ってやと言ったそうですでそれ以降 古典落語を披露することはなくなりラグ5 会への出演もなくなるんですね様さんに とって非常に大きな決断だったと思います ささんは松之助師匠と同様髪型落語協会に 入っていなかったので自由の身ではあった んですよね吉本のヶ月の劇場では古典落語 は求められていませんでしたし松之助師匠 もさまさんは落語よりもテレビ向きだと 思ってはる第65回髪型ラグ号を聞く会で 早々たるメンバーの中で久しぶりに古典 落語をやってみてま自分には落語は合わ ないと改めて思い知らされ落語を続ける 気力もなくなった大阪でブレークして テレビのオファーが当する中で落語をやっ てみてやっぱり俺はテレビで勝負したいと いう思いが溢れてたんだと思いますサさん はもう2度と落語の世界に戻る気持ちは ないことを1980年に観光された次女で ビッグな気分に記されています継続は力な りって言葉があるやろ今を必死で生きる ことは決して無駄にはならへんと思うわ これからもテレビ時代は続くでしょう僕が 死ぬまでは間違いなしやと思うで一方で今 テレビにでんとみっちり落語の修行して いる人もいると思うつまり僕と正反対にね 下地ができていざテレビへ進出やとその人 が登場した時僕はその人に絶対に勝たなあ かんのやテレビで僕は育ってきてるからね そんな人たちが出てきて僕が司会者を取ら れんように勝たなあかんねでもそれは単に 芸だけやない人間としてももっともっと 磨かねばあかんのやそやけどこれだけの 経験があれば多分勝つし刀おかしいと思う んやそやから僕はこれから将来もテレビ タレントで行くような気もするし行かな しよがないですよそうなると本当に忙しい 今の1つ1つが必ず僕の栄養になるんと 違いますかこういう覚悟を持ってサさんは 落語をやめはったんですねその2年後の 1982年には落後には戻りたくないし 戻れないし新しい自分だけのものを気付く 努力をしてみようと思ってますと雑誌の インタビューで語られていました試 Blackさんとの落語家としての最後の 共演は1979年の第65回神がラグ語を 聞く会になると思います その後さまさんはテレビタレントとして試 Blackさんと共演されることはあり ましたがその数は少なくて直接トークを 交わすことはあまりなかったんじゃないか と思われますまその中でも1つ気になる 番組があってクイズチャレンジ9という 関西テレビで放送されていた番組なんです けどこの番組のテレビ欄にゲスト小福亭 諸角明石さま桂じとあったんですねまどう いう形で出演されたのかもうこれだけでは 全く分からないんですけどこの異色の座は 見てみた方ですねあとやっぱりサマの まんまで共演して欲しかったですね僕は試 Blackさんのことは過去の落語の映像 とか書籍ぐらいでしか知らないのでお2人 がトーク番組で共演した場合まどういう 展開になるのかま想像もつかないんです けど試Blackさんは笑いの元は緊張の 緩和であると提唱し深く研究された人物な なのでま同じ考えを持つさまさんとの会話 の中で緊張と緩和を駆使したトークを互い にかわされていただろうなと思います1度 だけでも見てみたかったですね本当に早く に亡くなられたのが悔やまれますこのよう にさまさんと試Blackさんの エピソードはすごく少ないので試 Blackさんと長年久しくされていた 雑魚場さんによる様の落語を試Black さんが褒めていたという情報は非常に貴重 だと思いますしファンとしても嬉しいです ねすごくありがたいなと思っていますさま さんとザバさんの最後の共演は2015年 のアアテレビになるんですかねザコバさん は松のスケシといる時は全然緊張しないの になぜかサマさんと共演する時はすごく 緊張するそうであまり共演はなかったん ですけどもまアシアテレビで共演された時 もめちゃくちゃ面白かったですしもっと もっと見たかったなと思いますお2人が 最後に会われたのは2019年に開かれた 小福亭松之助を忍ぶ会ざばさんは松之助 師匠が入院してはった時にお見舞いに行っ てベッドの横で上官屋という落語の遠目を 演じたそうで松之助師匠は涙を流して ニコっと笑ってくれましたとコメントして ありましたお酒が大好きだったお2人の 最高のエピソードだと思いますということ で今回はサさんとじさんにまつわるお話を 紹介しました少しでも興味深かったなと 思っていただいた方は高評価ボタンを押し ていただけると嬉しいですチャンネル登録 もよろしくお願いしますそれでは最後に明 アさんまあるある をコントの稽古をする際長時間稽古をする のを芸人として当たり前のことだと思って いるさまさんはどんなにテレビの仕事が 忙しくてもコントの稽古をする際は時間を かけて徹底して稽古するそうですま投資 稽古も1回ではなく2回することが多くて まどんなに生きのあったメンバーとやる時 でも本番に望むように稽古をするそれが 当たり前になってるんですね試Black さんも稽古がお好きだったようで演芸作家 で演芸研究家でもある小田佐尾さんが書か れた試着落後の舞台裏という本で次のよう に書かれていました稽古といえば試 Blackさんくらい稽古の好き人はい なかったいつもひさんが1日8時間働いて しんどい目をしてもらわはったお金を払っ てくださるんや境い私らも8時間はお稽古 せんと申し訳おまへんまたゲというものは お稽古した分しか積み重ねられませんとも おっしゃっていたそして実際に8時間いや それ以上お稽古を重ねていたこういう ところもさまさんと試Blackさんは似 ているなと思います [音楽] T [音楽] JAOG [音楽]

エムカク著『明石家さんまヒストリー11955~1981「明石家さんま」の誕生』

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★プロフィール
エムカク(明石家さんま愛好家)
1993年より、明石家さんまさんの番組での発言、関連書籍、関連雑誌などを収集し、日々、明石家さんまさんの年表を作成しております(´ϖ`)
著書「明石家さんまヒストリー」(新潮社)発売中!

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★誰も知らない明石家さんま(日本テレビ)
第1弾~第9弾リサーチャーとして参加
https://www.ntv.co.jp/sanma2019/

★桃色つるべ(関西テレビ)
出演:笑福亭鶴瓶、ももいろクローバーZ
ゲスト出演させていただき、鶴瓶さんに公開取材しました(^^)

★伝統河内音頭継承者 河内家菊水丸さんとの対談動画
https://www.youtube.com/watch?v=M2RMzTKNFD8&t=1s

★SNS
X(旧Twitter)
主に明石家さんまさんについてツイートしています。

Instagram
https://www.instagram.com/m_kac30/?hl=ja

#さんま #桂枝雀 #桂ざこば

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