1993年の12月にアルバム“太陽風”のレコーディングに入ったのですが、それ以前にはまだこの楽曲はできていませんでした。レコーディングと同時に突然イメージが浮かび上がり、一気に仕上げた曲です。
タイトルになっている“太陽風”とは、太陽の内部から宇宙空間に吹き出しているプラズマのことをいいます。
そして、この太陽風がはるばる1億5000万kmの距離を流れてきて、地球に降りそそいでいるわけです。北極や南極で見られるオーロラは、この太陽風と関係しています。
僕が太陽風という言葉を知ったのはつい最近のことで、本当の風じゃないんだけれど、何とスケールの大きい夢のある風なんだろうと思ったのです。
このところ、自然保護とか環境問題が世界中で取り沙汰されていて、その中に地球と太陽の関係も含まれています。つまり、地球にとって太陽はとても大切な存在なのです。そんないろいろな想いを込めて、この”太陽風”を作出しました。
この曲の演を上のポイントとしては、全編を左手のタッピングでプレイしなければならないので、とりあえずは左手のタッピングの鍛錬をしましょう。でないと音がクリアーに出なくなったりして、リズムが乱れる原因になります。
イントロでのハーモニックス絡みのタッピング・プレイは、右手の人差し指を12フレットのハーモニックス・ポイントにセットして行って下さい。そして、9-10小節日と同じポジションで左手のタッピングが入ります。
© 1994 by Isato Nakagawa
多くの方に聴いて頂ければと思います。
また動画を作ってくださり感謝しております。
中川朋美 𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴𝓼🎸💕
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