このギター・ブックで、唯一オープンG・チューニングを用いて作曲したのが、この“水澄し”と言う曲です。
“あいらんど”、“Lefty 25”と同じ、ハワイアン・スラック・キイ・チューニングのひとつで、オープン・チューニングの中では比較的よく知られたチューニングである。
特にドブロ・ギター、ラップ・スティール・ギター(どちらもハワイアン・ミュージックには欠かす事の出来ない楽器)のチューニングとしてよく用いられている。最近のハイ・ブリッド・オープン・チューニングに比べて、ダイアトニックな音使いが容易に出来ると言うのが、このオープンG・チューニングのいい所だと思う。もちろんコード・ワークも然りである。ダイアトニックな音使いと言うのは音楽の基礎なので、これを正しく理解していないと出鱈目な音楽になってしまう。そして最終的にノン・ダイアトニックな音の面白さに気付くのである。
セオリーにしろ、実際のプレイにしろ、少しずつ確実に理解して行くのがベストなのだ。そう言った意味で、オープン・チューニングの入門用として、このオープンG・チューニングは取り組み易いのではないだろうか。
中川イサト
多くの方に聴いて頂ければと思います。
また動画を作って下さり感謝しております。
中川朋美 𝓣𝓱𝓪𝓷𝓴𝓼🎸💕
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