2013年、乃木坂46の2期生オーディションに合格した堀未央奈。
乃木坂46の公演「16人のプリンシパル deux」でお披露目を果たすと、その4ヶ月後の「真夏の全国ツアー2013 FINAL!」夜公演にて、『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系)の放送前(同日)、堀は7thシングル『バレッタ』でセンターを務めることが発表され、1万2000人のファンを前に決意を語った。現在までファンを前にした唯一の選抜発表だ。
過去には1st〜5thまでを生駒里奈、6thを白石麻衣という1期生メンバーがセンターポジションを担ってきたこともあり、2期生である堀のセンターには賛否両論の渦が巻き起こる。
その後、『乃木坂って、どこ?』で放送された選抜発表の映像では、周囲からの視線と張り詰めるような緊張感が漂い、ただならぬ雰囲気であることが、テレビの画面を通しても分かるくらいだった。
堀の挨拶の間、白石は身じろぎもせず、堀を見つめ続けていた。
1期生から見れば、堀未央奈=2期生たちは、いきなり自分たちの夢の場所を奪いに来たライバルとしてその前に立ちはだかったのである。
当時の堀の心境を察するに、計り知れないプレッシャーが伸し掛かっていたはずだ。
そして、『バレッタ』の発売日(2013年11月27日)から7年後の2020年11月27日、堀の誕生日(10月15日)にあわせて、午後10時15分にソロ曲『冷たい水の中』のMVが公開された。
ベンチコートを着た堀が乃木坂46で過ごした7年間が何だったのか独白するシーンから始まるのだが、その気持ちの揺れはどこか演技のよう。そしてベンチコートを脱いで、センター曲「バレッタ」のセーラー服衣装で「冷たい水の中」を歌い出す。
やがて堀はセーラー服を脱ぎ捨てると、震えた声で「私、堀未央奈は乃木坂46を卒業します。もっともっと冷たい水の中へ」と口にする……。
MV内でメンバーが卒業を発表するのは異例のことで、グループ史上初めてのことだった。
「バレッタ」のセーラー服を脱ぎ捨て、卒業を発表し、「もっともっと冷たい水の中へ」と新たな世界に身を投じる堀。一人の表現者として、監督とともに作り出した「冷たい水の中」は堀が叶えたかった夢の続きであり、これからの未来に向けた覚悟の証だ。
●使用した楽曲
乃木坂46『バレッタ』ベース TAB ・耳コピ・フル/ Nogizaka46 barrette bass TAB
Norigl様ありがとうございました。
●オリジナル(本家様)
乃木坂46 『バレッタ』
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