TKUが制作するドキュメンタリードラマ郷土の偉人シリーズの撮影が3日から宇城市で始まりました。今回は、小国町出身で『近代日本医学の父』北里 柴三郎が主人公で、柴三郎役を塚地 武雅さんが演じます。

「北里 柴三郎を演じていただく塚地 武雅さんです」

宇城市の旧三角簡易裁判所で始まったTKU制作の郷土の偉人シリーズの撮影です。31作目の今回の主人公は阿蘇郡小国町出身の北里 柴三郎。タレントの塚地 武雅さんが演じます。

柴三郎は破傷風の血清療法を確立し、ペスト菌を発見するなど『近代日本医学の父』とも呼ばれ、来年7月に新しくなる新千円札の肖像にも選ばれています。

ドラマは出身地の小国町や熊本市、宇城市などで撮影され、柴三郎の言葉『終始一貫』が表す、信念を貫き通し熱意を持って伝染病の研究に当たった生涯を描きます。

【ワンシーン】
「私は闘っているつもりはない。ただ病に苦しむ人たちを助けたいだけだ」
「その真っすぐすぎる考えが厄介だと思う人たちもいるんですよ」

また、柴三郎の同僚でのちに政治家として東京市長などを歴任した後藤 新平役を
A.B.C-Zの戸塚 祥太さんが演じます。

【戸塚 祥太さん】
「(新平は)遠くから柴三郎を応援していた人物。(功績は)後世に伝えていかないといけないことなので、参加できるのはうれしい」

【塚地 武雅さん】
「ぶれない筋の通った人物。新紙幣にもなるので、どんな人物なんだろうとドラマを見たら分かってもらえる」

この郷土の偉人シリーズ第31作『日本細菌学の父・北里 柴三郎~終始一貫 未来を紡いで~』は来年1月にフジテレビ系列の九州7局で放送される予定です。

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