2015全日本選手権(2015-12-27真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)FS
SPを5位で折り返した浅田真央選手は、最初のジャンプエレメンツである3アクセルを入りのタイミングを外して転倒し、続くコンビネーションジャンプでも1つ目の3フリップの着氷でよろけた為に2つ目の3ループを跳ぶことができなかった。 しかし、中盤以降は立ち直り、ジャンプ以外のスピンやシークエンスなどもほぼ完璧に滑りきり、結局、FSの得点は131.72点(技術点63.24演技構成点69.48減点-1.00)で、Totalでは193.75点となり、本郷理華選手(Total193.28点)を僅かに上回り3位となった。 
演技終了直後、浅田選手は、ミスの出た自分の演技の不甲斐無さを噛み締めるかのように強く瞳を閉じ、そして開いた時にはうっすらと涙が瞳に滲んでいた。 浅田はまるで”上手く演技できなくてごめんなさい”と言わんばかりの表情でリンク中央から演技終了の挨拶の手を観衆に振っていたが、会場にいたほとんど全ての観客は立ち上がり演技を終えた浅田選手を優しく包み込むように暖かな拍手を送り労を称えていた・・・。 
今シーズンを締めくくる来年の世界選手権(2016-3-30~ボストン)には、17歳ながら既に演技にベテランの風格さえ漂わせ大会を連覇して優勝した宮原知子選手(Total212.83点)と、今大会2位に入りながら年齢制限のある樋口新葉選手(14歳・Total195.35点)が出られない為、3位の浅田選手、そして4位の本郷選手の3名の出場が決定した。 
試合後、別収録のTVインタビューを受けた浅田選手は、今シーズンの不調の原因について、「気持ちの持ち方」かのように話していたが、果たしてそうだろうか? 
演技失敗が出たGP中国大会のフリーの後も、GP日本大会(NHK杯)の後も、GPファイナルの試合の後も、やはり同じように彼女は「気持ちの問題」だと言っていたのだが・・・。

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