フランスの名匠フランソワ・オゾン監督作『すべてうまくいきますように』が、2月3日より全国公開される。本作はオゾン監督がフランスの国民的俳優ソフィー・マルソーと初タッグを組み、”安楽死”を巡る父娘の葛藤を描いたフランス映画。
これまで新作を発表するたびに異なるテーマで観る者を圧倒してきたフランスの名匠フランソワ・オゾン。これまでオゾンが幾度も描いてきた“死”をテーマに、その集大成ともいうべき作品だ。
主演は『ラ・ブーム』(1980年)の世界的大ヒットでスーパーアイドルとなり、今なおフランスの国民的俳優として愛され続けるソフィー・マルソー。以前からオゾン作品のファンだったマルソーにとって念願の初タッグとなった。また、主人公の母親役として、これまで『まぼろし』(2001年)、『スイミング・プール』(03年)、『17歳』(13年)でオゾン監督とタッグを組み、そのつど圧倒的な存在感を示してきたシャーロット・ランプリングが出演している。マルソーとランプリングも、本作が初共演となった。
マルソーはインタビューにおいて、「今回初めてシャーロット・ランプリングと仕事をしましたが、彼女は素晴らしい輝きを放つ人でした」とランプリングの演技を絶賛。また、オゾンは二人について、「本作はソフィー・マルソーについてのドキュメンタリーのような側面もある。『まぼろし』がシャーロット・ランプリングについてそうだったようにね」と明かしている。
今回新たに解禁された本編映像は、そんな二人の名優が共演したシーンだ。エマニュエル(ソフィー・マルソー)と母のクロード(シャーロット・ランプリング)が、安楽死を希望した父/夫のアンドレについて話し合う。エマニュエルは「パパから聞いた?」と安楽死のことを切り出すが、鬱病を患うクロードはアンドレと長年別居中ということもあり、夫の安楽死に対する反応は薄い。
それよりもクロードが懸念しているのは、アンドレの愛人ジェラールの存在だ。「あなたもスイスへ?」と聞いたあとに「ジェラールは?」と聞くクロード。エマニュエルが「もう会わないって」と伝えるも、クロードは「口先だけよ」と冷笑する。しかし、最後に「なぜパパと別れなかったの?」という娘の質問に対して、クロードは「愛してたの、バカね」とほほ笑むのだった。せりふは少ないが微妙な表情の差異によって感情を表現するランプリングの名演技を堪能できるシーンとなっている。
監督・脚本:フランソワ・オゾン(『ぼくを葬る』『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』)
出演:ソフィー・マルソー アンドレ・デュソリエ ジェラルディーヌ・ペラス シャーロット・ランプリング ハンナ・シグラ エリック・カラヴァカ グレゴリー・ガドゥボワ
2021│フランス・ベルギー│フランス語・ドイツ語・英語│113分│カラー│アメリカンビスタ│5.1ch│原題:Tout s’est bien passé│字幕翻訳:松浦美奈│映倫区分:G
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
公式HP:ewf-movie.jp
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